『珈琲』という言葉の起源
コーヒーのルーツ
コーヒーの起源は諸説ありますが、エチオピアのヤギ飼い・カルディの話が有名ですね。
そっか、だから自分もこんなにヤギが好きなのか(笑)
コーヒーの語源
これも諸説あるようですが、コーヒー発祥の地と言われるエチオピア南西部のカファ地方の"カファ"が転じて"コーヒー"の語源になったとか。
ちなみに、わがキッチンカーでも、このカファ地方で育った豆"リム"をスペシャルティコーヒーのひとつとして提供しています。
"koffie"って何語?
先日、ベルギーの方と出会って不思議に思ったこと。
彼女の書いたコーヒーのスペルは、"koffie"。
あれ?と思って調べたら、オランダ語。
恥ずかしながら知らなかったのですが、ベルギーは、オランダ語・フランス語・ドイツ語の3つの母国語を持っているそうです。
日本のコーヒーのルーツ
ところで、日本にはいつからコーヒーがあったんだろうと調べてみると、
江戸時代の鎖国の最中、オランダ商人が長崎の出島に持ってきたのが、最初だとか。
お、なんだか話がつながってきた。
"珈琲"という表記
わが店名にも入っている"珈琲"の文字。
この表記って、いつ生まれたんたんだろう?と調べてみたら、先程の"koffie"が登場!
"珈琲"は、いわゆる当て字で、オランダ語の"koffie"の音から"珈琲"という表記ができたそう。
"coffee"からじゃないんだ。
これを考えたのは、幕末の宇田川榕菴(うだがわようあん)という津山藩の藩医でもあった蘭学者だそうです。
造語の天才で、"珈琲"の他にも、"圧力""温度""沸騰""酸化"など、今やふだんから普通に使っている単語も氏の造語なのだとか。
知っているようで知らなかったこんな事が、ベルギーからのお客様とのふとした出会いから謎解かれました。
そういえば、台湾では"咖啡"。
これは"珈琲"の翻訳なのかな?と興味は膨らみます。