日光人的「上と下」「裏と表」(2)
日光の独特の表現。
前回は「上」と「下」のお話をしました。
今回は、「表」と「裏」。
みなさんは、「表の家」とか「裏の家」ってイメージがつきますか?
たとえば、通り沿いの家を「Aさんの家」、その後ろ側にあるのが「Bさんの家」だとすると、日光の人は、「Bさんちは、Aさんちの裏の家」、「Aさんちは、Bさんちの表の家」と言います。
これには東西南北は関係ありません。
基準は通り(道路)です。
かつて、日光のまちは、大通りの真ん中には水路が流れていて、その両側に家が立ち並んでいました。
なので、通り沿いを「表」と呼んだのでしょうね。
これは、裏通りでも同じように使っていると思います。
ん?そうすると、表通りと裏通りの間に2軒しか家がなかったら、どっちが「表の家」?って疑問も湧きます。
子どもの頃から当たり前に使っていましたが、みなさんのところでは、こんな表現はありますか?
方言だけでなく、ご当地の表現も調べたら深そうです。