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ついに!歯が!入った!

我が家にとって普通の日常、何気ない日常は、他の人にとっては、非日常なのかもしれないってことが、あるのかもしれない。

以前、ママ友から

「まどかさんや、まどかさんのご家庭って
ちょっとおもろしいというか、いい意味で普通でないから、どんなんなんだろって興味ある!YouTubeやるなら、ご家庭のことを知りたい!」

というような内容のことを言われた。

えー?そうなのー?
普通だと思ってたけどなー。

でも、YouTubeでプライベートを晒すのは勇気がいるし。
まずは、こっそり綴ってみようかなと思った次第です。


あれは、確か、私が妊娠中だったから、今から8年くらい前のこと。

夫が出張先から帰宅した。

おかえりーと玄関まで出迎えたら、夫は千鳥足でめっちゃ酔っ払ってる。

まぁ、ここまでは、普通のことというか、いつものことだ。

飛行機が飛ぶまでの待ち時間や飛行機の中でも、ずっと酒を飲んでいる人だから。

でも、トレンチコートが血だらけだった。

私「どうしたの!!!」

夫「自転車に引っかかって、転んだ」

と、呂律がまわらず、へらへらしながら言っていたのを昨日のことのように覚えている。

その血はどこから出てるのか?

当時は、まだ、コロナでもなんでもない時期なのに、マスクをしていた夫。

そのマスクを外したら、顔も血だらけで、前歯を失っていた。。。。

顔から転んだそうだ。

夫は、出張先で息子と飲んでいた。(息子は、前妻さんとの子ども)

ふたり並んで歩いてて、息子が自転車を手で押していたところに、夫の足が車輪に巻き込まれたらしい。

すぐにタクシーで救急病院に行ったけども、歯を失っただけだったので、特に処置なく、そのまま飛行機で帰ってきたそうだ。

まぁ、そんなこんなで、歯を失った夫は、すぐに歯科医院で仮歯を作ってもらったんだけども、大の病院嫌い、医者嫌いなもんで、仮歯のまま、その後、歯科へは行かなくなってしまったのだ。

仮歯だから、頑丈にはくっついてなくて、固いものを食べると、ぽろっと取れるのよ。歯が。

で、アロンアルファみたいなやつで、自分でくっつけて、なんとか凌いでいた。

歯科医院に素直に行けよ!といくら言ったところで、頑固な夫は行くはずもなく。

そうしているうちに、コロナ禍が来た。
そう。みんなマスクだ。

マスクで口の中を見られないから、仮歯さえつけることをやめてしまった。

私ももはや前歯がないことに違和感を覚えなくなった。つまり、見慣れてしまったのだ。

で、昨年あたりからコロナ禍ではなくなり、マスクを外すようになりましたよね。

で、夫も、また、アロンアルファで仮歯をつけるんだけども、歯茎が痩せたのか?すぐにポロッと落ちるようになってしまったのだ。

煩わしくなってしまったようで、もう前歯がない状態で出勤するようになってしまった。

夫の職業は、大学の教授だったので(今は、定年退職しました)教壇に立つんだけども、どうなってんだろ?

もう、私の知るところではございません。

今年の春に、私の父親と祖母に家族で会いに行きました。

私の両親は子ども時代に離婚してて、父親とは、ほとんど交流がなかったんだけど、祖母が95歳になり、元気なうちに会いたかったの。

そのときに、夫に、歯を入れてくれ!と頼んだが、頑なに歯科医院へは行かず。

なんと!!!

白い消しゴムを歯の形に削って、前歯に差し込んでいたのだ!!!!

これで、うまく、誤魔化せる。
とでも思ったのか?!

なんなら、余計に目立つ!
やめてくれ!

というわけで、前歯がない状態で祖母にご挨拶。。。

 
そんな夫が、先月くらいから歯科医院へ泣きながら通っているのだ。

娘(前妻さんとの子ども)が昨年、結婚したのだけども、まだ、ご主人の親御さんと挨拶をしていないので、今年、ご挨拶に伺うことになったのです。

娘さんから、歯を入れてくれなければ、義母さんには会わせられません!と言われて、泣く泣く歯科医院へ行く決心をしたようです。

私の父と祖母に会うためには、歯科医院へは行かなかったのにねー。

父親は娘の願いには弱いのでしょう。

そして、ついに!念願の歯が入ったのです!

でも、まだ、仮歯だけどね。

夫は見た目でわかんないから、このままでいいと、またもや、言い張っているけれども、何がなんでも、ちゃんとした歯を入れてもらいます!



と、こんなかんじ。

これ、我が家の何気ない、普通の日常ですが?なにか?笑

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