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ミカゲシンの女になります

2024年11月16日。
ラストEndless SHOCKを観るために東京に来ましたが、今回はもう一つの目標がありました。
憧れのミカゲシンのコンセプトストアに行くことです。

こんな可愛らしい人がこんな攻めた服を作っている衝撃

SPUR等のオシャレ雑誌公式アカウントをフォローしていると、必ず見るブランドのひとつでした。
ある日、偶然デザイナーが男性だと思い込んでいたミカゲシンは「元電通社員の女性がデザイナー」と知り、写真を検索したのです。ずっと「ミカゲが名字でシンが名前」だと思ってたので。

可愛らしいボブヘアの女性の姿に、正直驚きました。
それと同時に、インタビューがどれも面白くて、コンセプトストアに行くまでにすっかり、ミカゲシンというブランドのファンになっていました。
主に突き刺さったのはこの2つです。

ファッションはやっぱりかっこいいものであってほしいという願いがあります。たとえば、ラグジュアリーだけど本当は労働搾取に加担している、といった姿勢には疑問を感じます。私は「ここの部分(製造や労働)はファッションと関係ない」と触れないのではなく、すべての過程においてブランド理念をちゃんと貫きたいです。ファンタジーの世界にいるのではなく、リアルな場を人間として生きていることをわかってほしいです。

VOGUEJAPAN

会社を辞めて留学するか、そのままキャリアを積んでいくのか迷って母に相談した時、「どっちが“正解”じゃなくて、選んだ方を自分で正しくするんだよ」と言われて衝撃を受けました。どんな選択をしても、誰かや何かが勝手に導いてくれることはないですし、何をするにしても自分でいい方向に持っていくしかないんだな、と覚悟が決まりました。

VOGUEJAPAN

こちらからの引用です。全文引用したいくらい素敵なので、ぜひ読んでみていただきたい。

コンセプトストアにて、進さんに接客頂く

開店前から並ぶ客、わたしのみ。
(開店後、割とすぐ混み始めました)
お店のドアを開けてくれたのは、写真で見た、進さんでした。5分ほど普通に接客されながら、勇気を振り絞って「…進さんですよね?」と尋ねる。
「そうです〜しょっちゅう髪型変えるから気づかれないことが多いんです〜〜」
何だ、この癒されるお姉さんは。
そしてずらりと並ぶ、戦闘モードな服たち。
他の店員さんも皆さん、とてもカッコいいのに話すと全員もれなく癒し系でした。人からマイナスイオンが出てる空間。
「お母様の名言、手帳に書いてます」と言うオタクですみません。そんなオタクにも「えっ嬉しいっ、母に伝えます☺️」と優しく答えてくれる進さん。いい人。

春秋に着られるセットアップかワンピースを探していることを伝えると、その日進さんが着ていた2024AWのジャケットと袴パンツの組み合わせをまずは提案されました。
狙っていたものなので、実際に自分と背格好が似た女性が着るとどうなるのか、とてもためになりました。
その他にも、過去シーズンのアーカイブがセールになっており、フワフワのウールセットアップ(洗える)も似合ってたし、perfumeかしゆかちゃんが着用したワンピース(洗えない)も似合いすぎてたし、袖を通すものが全部似合うのです。
富豪ならサイズが合うお洋服を全部、買い占めたかった。
「何を着ても似合う」ってすごくないですか???

2021AWのアーカイブセットアップをお迎えした

「同じ生地だからセットアップになるのでは」と試着させてもらった、グレーのブラウスとタイトスカート。
似合いすぎました。
しかもサンプル品なので、当初つける予定だったフリルの箇所に、補修の刺繍がされていました。ある意味とても貴重。
会社にも着ていける上品さと、理不尽と戦える強さを併せ持ったきちんと着。
散々悩んで、上下セットでお迎えしました。

1シーズンごとに1着ずつ買って、最終的にワードローブの中をミカゲシンで埋めたい

これが今のわたしの夢です。
杉崎製作所のブランド「yee」と、ミカゲシンで揃えたら、心が死なずに穏やかに優雅にかしゆかちゃんのように戦えます。
2月発表の新作が楽しみです。

後日「甘いデザインの服を辛口に着こなす人種」だと判明

perfumeが衣装として度々借りているミカゲシン。その中でもわたしに似合うのは、かしゆかちゃんが着ているものだとわかりました。
大きなフリルのついたワンピースなのに、なぜかカッコよくなるんです。

オンラインもあるけど、ウィメンズとメンズの境目がないブランドなので、試着推奨です。

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