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司会者も変化の時を迎えています♡

連日のように、ウェディング業界においても新たなサービスがリリースされています。その数々が果たしてこれからの結婚式の在り方をどう変えていくのか?それはそのまま、司会者である私達はどう在るべきなのか?という問いに繋がります。

前回の記事で、私はブライダルMCという職業がなくなるとは思っていないというお話をしました。が、その在り方は大きく変わります。それは打合せがオンラインになるとかそういった表面上の話ではなく、今までの「結婚式司会者」の概念そのものが変わるような『在り方』の変化です。

司会者は進行役ではなく、エンターテイナー

司会者は進行役ではなく、エンターテイナーである』

これは、私の持論です。
ブライダルMC歴16年。いち司会者として現場の声を聞き、司会者のマネジメントにも携わる中、『選ばれる司会者とそうでない司会者の違い』はなんなのか?をずっと考えてきました。

その中で出てきた答えの一つがこれです。
特にウェディングという人生のドラマを扱う場においては、司会者がエンターテイナーマインドを備えているか否か、その差が如実に表れます。

*エンターテイナーマインドとは*
人を楽しませることに主体的。どうしたらこの場がより良いものになるか?を常に考え、その場に関わろうとする姿勢。

新郎新婦の想いをカタチにするプロフェッショナルが集結する結婚式とて、司会者が進行役にとどまってしまえば、その結婚式が“単なるセレモニー”の域を出ない可能性もあるし、司会者がエンターテイナーであろうとすればするほど、その空間は唯一無二の人生の大切な節目として新郎新婦や家族、ゲストの胸により深く刻まれることとなるんですよね。

つまり、司会者自身が自分の役割を「進行役」と捉えてしまっていては、もはや役不足なのです。

“不要な司会者”にならないために

そして、これからの時代においては益々、「エンターテイナー」であることが求められることになると思います。なぜなら、司会者の価値が進行役でなく感動を生み出すことに、よりシフトしていくから。

例えば、これから増えるであろう少人数ウェディングやオンラインウェディングにおいて、「進行=場を仕切る」だけならプロ司会者でなくても務まるでしょう。そこにあえて、司会者を入れる意味はなんなのか?私達司会者が求められていることはなんなのか?を敏感に感じていかないと、いつの間にか、どこからもお声がかからなくなっていたということになりかねません。

私が思うに、司会者だからこそできる価値提供は「第三者による感動の創造

新郎新婦やご家族、ゲストの背景や想いを汲み取り、それを共感や感動を生む“言葉”にして心に届けることは、プロ司会者だからこそできること。

エンターテイナーはいつでも進行役になれますが、進行役は一朝一夕にエンターテイナーになることはできません。

これからきっと、司会者としての在り方が問われる局面が来ると思います。
その時にこの話をほんの少しでも思い出してお役に立てていただけたらこんなに嬉しいことはありません。

これから先も選ばれる司会者であるために

そして、もうひとつ、抑えておかなければならない新しいスキル。
それは、withコロナ時代においては、「第三者による感動の創造」を、オンラインという限られた空間・条件の中でもできる準備をしておかなければならないということ。

きっとここには、今までとは違ったアプローチが必要になるでしょう。けれど、その源に不可欠なのは、やっぱりエンターテイナーマインドだと思うのです。

弊社では間もなく、ブライダルMC養成講座の新クラスがスタートを迎えます。コロナ禍における現状を見ても尚、幸せのお手伝いをしたいと受講の意思を変えなかった方達。

これまで以上にこの仕事の意義、自分の働き方・生き方について様々なことを考えたステイホーム期間を経て、初となる養成講座。他でもない私自身が我先にとアップデートしていかなければと、身が引き締まる想いです。

司会者の皆さん、一緒に変化し、軽やかに進化していきましょう^^


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竹本志帆 Shiho Takemoto
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