我が家の家庭学習を激変させた小学校の先生直伝『おうち時間割』
一斉休校に入ってから早いものでもう2か月が経とうとしているのですね。新小学2年生の長男を持つ我が家ももれなく、突如現れた『家庭学習』の壁に直面していました。そう、過去形。
実はあることがきっかけで、我が家の家庭学習は激変し、ここ1週間程かなり充実したおうち時間を過ごせているのです・・・っ(感涙)
文字通り、右往左往する我が家の家庭学習を変えてくれることとなった“あること”。それは、『現役小学校教諭かつ2児のパパでもある夫友人からのアドバイス!』ご本人からも、困っている方がいたら是非シェアを、とお話いただきましたので、こちらで書かせていただきます。
※長くなりましたので、かいつまんでもいただけるよう、目次にしました。
【ビフォア】やる気なし男な長男とストレスフルな母
まずは我が家の状況から。塾や習い事にも通っておらず、お世辞にも教育熱心とは言い難い環境。休校が始まった当初はのんびり構えていたのですが、本来ならば新学期が始まる頃から徐々に危機感が・・・。とりあえずgoogle先生を検索しまくり、自己流の家庭学習に取り組んでいました。
■自己流の家庭学習内容
・国語と算数のプリント2枚ずつくらい
・Z会の思考力ワーク1~2問
長くても1時間ほど。宿題にうっすら毛の生えた程度のものでした。。。
(ちなみに、長男の通う小学校は宿題出ていません。)
■長男の一日
・だいたい8時頃起床
・朝食ができていなければ、起きぬけ早々iPad
・10:00頃から母の号令で上記産毛程度の学習
・昼食までもiPad、時々ドラえもん(漫画)
・午後も隙あらばiPad。
※一応1日の使用時間を決めているので、制限時間満了すると、更新されていない本棚からお馴染みの数冊をパラパラ、、、
・家の手伝いはいっさいせず
・気晴らしと運動不足解消のための散歩は行ったり行かなかったり(親都合)
・体力も有り余り、夜もなかなか寝付けない
といった感じで、自ら動くことはなく、自主性を発揮するのはiPadのゲームインストールとおやつの時のみ。たまに家の中を無目的に行ったり来たりしている様子を見て親の不安と焦りは募るばかりでした。
また、程度にかかわらず家庭学習につきものなのが、丸付けと子供の「?」に付き合うこと。長男の横でPCを広げるもマイペースに仕事を進められないことも、身の入らない長男を横目にするのもストレスでしたし、こんなんでいいのだろうかという思いが拭えず、終始モヤっとしていました。。
ラクになりたいママにこそオススメしたい!現役小学校教諭が実践する『おうち時間割』
そこに降臨した救世主が、冒頭でお伝えした“現役の小学校教諭”かつご自身も“2児のパパ”である夫の友人Kさん。Kさん宅で実践しているという『おうち時間割』と共に、いくつかのアドバイスをいただきました。
まとめると、ポイントは3つ。
1.時間割を作る
学習の時間だけでなく、朝起きてから寝るまでの1日を時間割化する。
2.しっかりめの運動を取り入れる
気分転換の散歩ではなく、走り込み、縄跳び、サッカー、バドミントン・・・など、ある程度しっかり体を動かせるものがよい。走り込みはタイムトライアルにするなど目標を持たせるようにする。
**3.毎日日記をつける **
え?真新しくはないですって?
おっしゃる通り。私も同感でした。時間割についても、すでにSNS等で目にしていたし、ここだけの話、何より親が大変そう・・と敬遠さえしていました。
ところが!!!この『時間割』の効果は私の想像を遥かに超えたところにあったのです。食わず嫌いしていた自分をぶん殴ってやりたいです。
【アフター】侮ることなかれ!『おうち時間割』の効果
時間割導入、今日から2週目に突入。たかが2週目ですが、逆にいえば、たった1週間の間にこんな長文を綴りたくなるほどの劇的な、嬉しい変化があったのです。
実際に我が家が作った時間割とともに、“やる気なし男”だった長男がどうなったのか?そのアフターをお伝えします。
◾️時間割導入後の1日
◾️長男の変化
・毎日同じ時間の起床で生活にリズムがついた
・学校に似た時間割で『勉強スイッチ』が勝手に入るようになった
・勉強の時間、自由時間、体を動かす時間を区切ったことで、一気にメリハリがつき、すべての集中力が高まった
・iPadにムダに意識を持っていかれることがなくなった
・お風呂掃除を任命したことで責任感が芽生えた
・目標を持って運動することで意欲が出てきた
・布団に入ったらほぼ即寝するようになった
この変化の数々も並べてみると真新しさはないのですが、文字で読むのと、実際に目の当たりにするのはもはや別物。
iPadを持っていない時は夢遊病者さながらに家の中をウロついていた我が子が、問題の解き方を得て満足げだったり、iPadでゲームを楽しんでいたり、積極的ではないけれど自らお風呂そうじをしたりする姿を表すならば『覇気がある』
もちろん、こちらから声をかけないとボケッとしていることも多々ありますが、それでも、家の中のエネルギーが高まった感じがします。
そして、私が最もお伝えしたい、母である私の変化。時間割を明確にしたことで、その時間毎の優先順位が明確になり、気持ちに余裕が生まれました。長男の学習態度にイラっとすることはありますが(笑)、根気よく付き合わなければならない問題があっても、あと〇分あるから大丈夫。と丁寧に向き合えるようになりました。
『おうち時間割』が私に与えてくれたもの
長男の家庭学習だけでなく、休校中の過ごし方の充実度を何倍にもあげ、親のストレスも大幅に軽減してくれた『おうち時間割』。これだけでも充分に有難いのですが、私はそれ以上にかけがえのないギフトを手に入れたと感じています。
前述したように、お世辞にも教育に手をかけているとは言えず、長男が一年生の時には宿題の丸つけはおろか持ち物チェックもおぼつかず、恥ずかしながら担任の先生からお電話をいただいたこともありました。そんな私がもしあのまま、休校中の家庭学習を闇雲にストレスとともにやり過ごしていたら、愛息子の得意や不得意、理解力や集中力の程度に気づかないままいたことでしょう。我が子を悪く言うのは好みませんが、私が思うに、今のところ彼の心はポッキー並みの脆さです。もしも通常通り新学期が始まり、慌ただしい日々が始まっていたら、いつの間にか学校の勉強についていけなくなっていたとしても気づくこともできず、長男は学ぶ楽しさを知らないまま、取り返しのつかない年齢になっていたかもしれないと震えあがりました。
今世の中はとても歓迎できる状態ではないけれど、何事もなければ「なかったはずの時間」は、母である私にどでかい気づきをもたらしてくれています。K先生、ありがとうございます!
『おうち時間割』、百聞は一見に如かずでした。まだ未体験のご家庭は是非お試しを^^
★『おうち時間割』に臨場感を演出してくれるこちらのアプリもオススメです(笑)