月10ドラマ恋マジ、勝手に登場人物の気持ちを考察してみた②
月10ドラマ恋なんて本気でやってどうするの?の登場人物の気持ちを勝手に考察してしまったシリーズ第二弾!
柊磨の気持ちが全然わからないので、バックグラウンドを勝手に想像してみた編です。
5話まできました、恋マジ!
なのに!ここまできたのに!柊磨の心情がぜんっぜんわからないんですよ。本音、というか自分のことを話したシーンはほんの少し。ただ異母兄弟の話はさらっとしたりとか、事実を話すのはできてそう。それにしても描写が少ない。
と、いうことで、勝手に想像してみた、第二弾です!柊磨は、松村北斗さんの話さない芝居がとてもお上手なので、そこから考察したことも。趣味と域と思ってお付き合いください。
ではまず、人となりについて。
顔もイケメンで、ウェイター向いてるところからも人への気遣いの塊で、そりゃ爆モテなんだろう。
ただモテるからこそ、あまり自分から人を好きになることがなくても相手に困らなかったのかもしれない。ただその相手はイケメン=ハードル高いってわかってて近づいてくる女たちなので、「イケメンに付き合えた自分」に満足する人たち。イケメン関係なく本当に心が通じ合うなら面食いじゃなくても好きになると思うんだけど、柊磨の人に興味ないところを超えてまで近づいてくるんだから、相当面食いなんだろう。
「みんな人に期待しすぎなんだよ」のセリフがあったけど、努力もせずに柊磨も自分のこと好きになってくれる、大事にしてくれる、って勘違いした「自分が一番」系女子から受けた影響なのかもしれない。
そこで出てくる純。
なぜ好きになった!!!
ここはわからないので想像。
まずは、料理に夢中なところに惹かれた。その後の友人との会話で自立心の強い人とわかり、それが自分の価値観と合うことで惹かれた。これだけだと弱いけど、あとは描かれる出来事で徐々に好きになっていったってことだと思う。
さらに一つ気になるのは、いつ純の憧れの先輩が自分の異母兄だと気がついたのか。
①最初の女子会の会話
②同窓パーティーやった時(先輩も来てるので、逆に知らなかったなら先輩はたまたまかってなっても柊磨が驚くはず)
③純と先輩と柊磨が3人揃ったタイミング
③について、純と先輩はこのタイミングで知ったんだけど、柊磨が驚いて無かったことが気になるので③はたぶんなし。
①で気づいて②で確かめた、がいいところかなぁ。これはマジでどこかで回収してほしいよ😂このパターンだと、1話の最後のところで先輩の結婚式の頃だ、と柊磨は知っているので、純の気持ちが想像できても不自然ではない。この時から「ただの客」ではなかったのかも。
てかそもそも異母兄弟が知り合いなパターンってどのくらい多いんだろうか。恋に落ちたら実は異母兄弟だったメロドラマもあるくらいなので、知らない確率が高いのでは?先輩と柊磨の関係も気になるところ…
話をもとに戻すと…
これまでの行動から推察するに、柊磨は人を喜ばせるのが好きな人間なんだと思う。料理を作るのは、消えてなくなるけど食べた人が喜ぶから。接客が上手なのも、居心地のいい時間にしたいのも、その人を喜ばせたいから。
さらにこれは完全に想像だけと、もしかしたら幼少期に父のせいで母が苦労して、その母を助けるために料理を手伝い、それを食べると母が喜ぶ。母から自分への愛は不十分だったかもしれないが、健気な子ども心としてはどうにかして母が喜ぶこと(この場合は料理)をしていたのかも?これらの推察が正しいとすると、純に特別なお皿を出したのは柊磨としては当たり前の行動だったのかもしれない。
逆に、女の人が悲しむ姿は自分の母と重ねてしまって辛いものなので、悲しんでいる女性に不足しているもの=慰める男(母にとっての父)→自分は慰める男性になりたい、と考えてしまう背景があるとも考えられる。「悲しむ女は放っておけない」と文字にしてしまうと軽さ満載だし、純にはそう見えているけど、柊磨なりの過去の感情からくる反射的な行動なんだろう。だから、強いお酒を飲み干した純に、一生懸命作って甘いパンペルデュを出し、泣きな、と抱きしめたんだと想像される。
さらに深読みしてしまうと、母子家庭で自分も何かしらの苦労が少なからずあったと思われるので、母から影響を受けた純に、共感するところもあって慰めたくなってしまったのかも。
ただ!ここで!純をお部屋に誘うのはお手つきだったね、柊磨くん!これで誘いに乗ったらいつもの女のパターンなんだけど、断られたから混乱しちゃったね!
そして、去る者追わずスタイルなのに、お金足りないよって追いかけちゃうなんて!らしくないじゃん!パンペルデュサービスするつもりだったんだからきっとお金足りなくてもいい覚悟あったんだろうに、追いかける言い訳にしちゃったんだね。
それでもって案の定戻ってきたからふわっと慰めるつもりが、ドサっとストレートに悲しい感情をぶつけてきたから、おや?ってなったしまったね。(抱き止める時の北斗くんのおぉ?って顔がめちゃリアルで本当にお上手)さらに、勝手に泣いて勝手に満足して帰ってしまうんだから、訳わからない、読めない奴だわ!
こうして、予想を超える行動をする純に惹かれたんだろう。恋に落ちたというより、知らないうちに追いかけ始めてしまった、という方が近いように思われる。これまでの女と違うところは、自分の感情を人に委ねるのではなく、自己完結させてるところ。純の裸の心は垣間見れてしまったが、純は慰めてもらおうなんてこれっぽっちも思ってないので、柊磨はどうすることもできないのだ。
え!女性が悲しんでるのに自分(の体)は必要とされてないの?と、驚いているのではないか。純が帰った直後にひなこがまとわりついてくるのは、純との対比であり、これまで柊磨が付き合ってきた女の子たちの象徴的な行動なんだと思う。
そんなわけで、その後も言葉巧みに純を誘った。必要とされたい、という気持ちが強いのでは。ただ、お試しの恋、なんて言ってるのは、純が自分にまだ興味を持ってないことがわかっていて、純じゃなくて、自分の心を守るためだったんじゃないか。これまで本気の恋なんてしたことないから、これは違うと自分に言い聞かせてたのかもしれない。
そうして、純を振り向かせるために、一生懸命純を喜ばそうとする。デートプラン、誕生日プレゼント、夕飯食べた?出かけてみない?お家くる?…なんだかこう書くと、つれない純に対して健気だな、柊磨。軽い人のはずが、実は一途に追いかけている。本人も驚きの展開なんだろう。
その証拠に、純が気になり始めてから、ひなこといつもの関係でいるのに違和感を感じ始めている。お試しの恋なんだから並行しても構わないだろうって言いつつも、うわべの優しさを供給するのが嫌になっていることがわかる。正しく人を愛することを覚え始めているようだ。
そうして、曖昧なまま純に構っているうちに、純とひなこの修羅場がやってくる。ここは、長くなってしまったので、柊磨の気持ちをセリフにしてみた。(これを表情、というかほぼ目と喉仏のみで表現する北斗くん、すごいよ…)
純)離れて。この人を利用しないで。
おや?
サイテーな俺に怒るんじゃなくて?
ひなこに?
なんで?
俺のためってこと?
純)これ、嘘のインスタでしょ?
そう。気づいてくれてよかった。
ひなこの偽りじゃなくて、俺を信じてくれたってことね。ありがとう。
純)わたしは嘘はつかない!
そうだね。自分を着飾ることを考えずに本心でぶつかってくるのが、純のいいところ。
ひ)あんたなんなの?
柊磨は特定の女は作らないの。
ああ、まずい。
やめてくれ。純にはそう思われたくない。
これまではそうだったけど、変わりたいんだよ。
ひ)誰にでも優しいし、誰とでも寝るの。
おいまてまて。
お前が言うな。相手は誰でもいいって思っている女にはそうだ。
けど純は違うんだよ。大事にしたいんだよ。
純)そんなのわかってるよ。それでもあなたを好きになった。
あ、、おれ?今、嫌われたんじゃないの?
どのように見えるか関係ないってこと?
純)恋をするってこういうことなんだね。みっともなくて、かっこ悪くて。
その発見、わかる!!!だから本気で恋できないし、その感情を怖くて表に出せない。言葉にできる純はすごいよ。
純)こんな自分が嫌い!
違う違う!そんなになるくらい自分のことを思ってくれる純が好きだ!そんなの初めてだよ。
待って、自分を責めないで。
純)あなたも嫌い!
まてまてまて!
すきぃぃいい…
とまぁ、好き放題創作してしまったのだが、私なりの解釈ということで許してほしい。やや急な印象を受けるシーンだったが、行間を読むと柊磨の気持ちが大きく動いたシーンだったのではと思う。
誠実な気持ちで純を追いかけるようになって初めて、これまで自分がしていたことがいかに罪なことだったか、大切な人を傷つけるものだったか、さらにはひなこのメンヘラな行動も自分の態度のせいだったのか(これは一つ前の会話も含めてだけど)に、少しは気づいたんじゃないか。これまではそれでもいいと思ってたけど、自分のステイタス関係なく人としてこんなに真っ直ぐ自分を好きになってくれる人に、嫌われなくない気持ちが勝ったのかもしれない。
人との距離の詰め方も心得ている柊磨にとって、「嫌い!」と言ってくる相手を引き止めて自分の気持ちのままにキスをするなんて、なかったことだろう。この瞬間は、真っ直ぐな純の気持ちが飛び込んできて、好きという気持ちが溢れてしまったんだ。アドレナリン出まくりの、もうがまんできない!の最高に熟した"ひとくちめ"だった。(と、いう演技に見えた。途中で相手の目を見て、まだ足りないとばかりに求める演技がよかったですね。10代とかの北斗担の子、ふしだらでごめんね、アラサーの意見と思って許して。寝かしてから食べるひとくちめのがおいしい、ってコンソメ煮詰めながら言う話、まじで色気というか妖気がすごいよね、うん。)
そう思って見ると、自分の心をかき乱されながらも柊磨の心を動かした純と、心を動かされて気持ちが溢れてしまった柊磨の、素敵なキスシーンだったなと思う。
ドラマのキスシーンにも色々あって、相手の気持ちを確かめたり、こちらの気持ちを伝えたり、気持ちが通じ合ってついに…という時もあるが、このシーンは、恋に不器用な2人の気持ちが高まった結果、好き!の気持ちが止まらなくなる、情熱的なキスシーンだった。
ドラマには、限界まで心が振り切れるようなドラマチックな心の変化(ドラマだけにw)を求めている私にとっては、ドラマらしいいいシーンだったと思うよ。(ひなこの目の前で、というのが良かったかどうかは置いておいて😅)
長々と書いてしまったが、ここまでで4話までの考察。お付き合いくださった方はありがとうございます。
そのあと5話も見たけど、柊磨の気持ちが見えないのは全く変わらなくて、お陰で純は心配になる。そりゃそうよ。よく考えたらまだ、「付き合って」でもなければ「好き」とも柊磨から言われてないのだから。失うのが怖いという純を抱きしめて「心配しなくていいよ」って純も慰められた感じになってるけど、そこであなたの気持ちを話してくれないから心配なのよ!ずるい!(軽くおこw)
これまでの考察をふまえると、柊磨も自分の心を守るために恋愛には臆病で、純以上に本気の恋ができていないように思われる。「初めての恋愛」同士じゃ、恋に恋することばかりで、相手を本当の意味で大切にする=愛する、ということができないので、まぁ色んな壁にぶつかって成長していくんだろう。
6話の予告で怪しげな女が出てきたので、ようやく柊磨の過去にスポットが当たるのかもしれない。この女が、柊磨が心を閉じてしまった鍵になっているような気がするので、さぁどうなるか?明日は6話だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?