マンションの立替について考えよう①
法定耐久年数と言うものが、設定されている
木造 22年
RC(鉄筋コンクリート)造 47年
レンガ造 38年
ここで、マンションに該当するのが、RC造
メンテナンスして80年~100年持つといわれているが、そこまで耐えている建物は、現状日本にはないのでは?希望耐久年数と言っても過言ではない。
マンションの立替については、難易度がとても高いといわれていて、2024年1月16日に、法改定され住民の80%→75%の賛成により立替の手続きができる事となったが、あくまでも立替の準備ができるに過ぎないであろうといわれている。
ここで、問題になって来るであろう。
該当マンションの住人の感情が、いくつか考え得られる。
①マンションとの思い出
②高齢化
③ローン
④金銭問題
①マンションの思い出
年齢にかかわらず、建物に対しての思い出を失いたくない。
誕生から別れ、イベント、成長の証等が人それぞれに背負っている物がある。
②高齢化
自分の命は、この先長くない戸考える人が晩年をここで迎えたい。
建替えをしている間に、私は・・・
仮住まい先に、移住する体力(体)がない。
③ローン
昔のローン返済期間の定め方は、
法定耐久年数ー経過年数が、MAXの返済期間となっていた。
マンションの法定耐久年数は、47年なので築20年の建物であれば、
47-20=27年が、最長として設定されるわけだが、
何時からか?そう、フラット35が流行り出してから条件付き等で、築年数等関係なく35年ローンを組める敷く海が出来上がってしまった。
多くの人は、人生で一番高い買い物と言われる家を、購入する時は、一生住む場所(終の棲家)と考え、遺産として後世へ継いでもらいたいと考える事でしょう。
そして、ローンの途中又は、支払いが済んだと同時に立替増すと言われても。受け入れる事は難しい。これから、家賃(返済)がなくなり余裕が生まれるという時だからです。
④金銭問題
①②③の問題と同時にやって来るのが、この金銭問題。
マンションを建替えるのには、莫大なお金が、かかります。
以前は、現在たっているマンションよりも大きなマンションを建て、空き住戸を販売し¹等価交換で、住み替えられるといわれていた時代もありましたが、現在の日本では、難しいでしょう¹
また、説は、いくつかありますが、建替える為の移住する為の、移住先の家賃、引越し代等、建替えられた建物に戻って来るまでに掛かる費用は、3000万~8000万円/住戸かかると試算されています。(いろいろな記事より)
私自身も、築12年の中古マンションを 購入し26年目、大規模修繕、劣化状況、インフラ等を考えると、今後どのようにしていけば自分の人生にとって良いものなのか考えている最中です。マンション管理の在り方から考える必要が、次世代に向けて変わる時期に来ていると思います。
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