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看護師も企業で活躍できる!
産業保健師と産業看護職の違い
産業保健師とは、保健師資格をもつ産業看護職を指します。企業によっては「産業看護職」というくくりでまとめられ、保健師と看護師を区別せず、看護師免許のみで産業保健に携わっている人も多いです。資格によって仕事内容に大きな違いはありませんが、保健師免許があれば、それだけ専門的な知識を持っていると期待されます。
私がこれまでに勤めた大手企業では、看護師と一緒に仕事をしていましたし、資格によって看護師の業務が制限されることはほとんどありませんでした。ただし、保健師免許があれば給与や昇進に反映されることがあります。
看護師が産業看護職を目指すには…
今、看護師として医療機関に勤務していて、将来的には企業に勤めたい、産業看護職を目指したいと考えている方は、保健師免許を持っていれば就職に有利かもしれません。しかし、看護師免許だけでも就職は可能です。では、どんな経歴の看護師が企業に採用されやすいのでしょうか。
①予防医療に携わった経験がある
②内科系の医療機関での勤務経験がある
③生活習慣病に関する知識や経験がある
④メンタルヘルスに関する知識や経験がある
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臨床の経験しかない看護師が企業への転職を目指すとき、さまざまな不安があると思います。しかし、臨床で培った経験は必ず役に立つので、諦めないでください。産業看護職への転職は「狭き門」といわれますが、しっかり情報収集をして対策をすれば、そう難しくはありません。
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CocokaraCareer 代表 志野恭子
保健師&キャリアコンサルタント