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コインデザイナー入魂の1枚 ドイツ金貨 ”ポルトガレッサー”

はじめに

今回は「自由都市」ハンブルクで発行された金貨「ポルトガレッサー」金貨の1枚をご紹介します。
流通用ではないアンティークコインの魅力をどうぞご覧くださいませ。

コインデータ

名称: ハンブルク新市庁舎設立記念 5ダカット金貨
発行年:1888年
発行国:ドイツ(ハンブルク)
発行枚数:不明
グレード:PCGS/DETAIL
同グレード鑑定枚数:10枚
市場価格:60万円

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ポルトガレッサー 5 ダカット金貨(2頭ライオン)(Details)‐全体

ポルトガレッサー 5 ダカット金貨(2頭ライオン Details)‐裏面(2)


<コインの概要>

1888年にドイツのハンブルグで発行された5ダカット金貨です。
コイン鑑定機関PCGSにてUNC Detailの鑑定評価を受けています。

表面には2匹の獅子と共に"FREIE UND HANSENSTADT HAMBURG"=自由都市ハンブルグの文字、
裏面には当時のハンブルグ市庁舎が精緻なデザインで刻印されています。

ハンブルク新市庁舎設立記念に発行された5ダカット金貨、ポルトガレッサーとも呼ばれる種類のコインです。

ポルトガレッサーとは16世紀にポルトガルで発行された“ポルトゲース”と呼ばれる大型金貨を真似て造られた献贈用貨幣の総称であり、流通目的でない故の精巧な作りが魅力的な逸品です。
当時の銀行が株主に配当として配った金貨は、バンクポルトガレッサーと呼称されることもあります。

そのデザイン性と希少性からドイツコインの代表格として、アンティークコインコレクションにも、資産保全・資産移転にも活用し得る1枚です。
100万円以下でポルトガレッサーを手にできる時代はあとどれくらい続くでしょうか・・・

アンティークコインが初めて方や、失敗したくない方が持つのにもかなりおすすめの一枚になります。

他のハンブルクポルトガレッサー金貨はこちら

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<ハンザ都市・ハンブルク市>

ハンブルクは12世紀から17世紀に至るまで、北海・バルト海における貿易ギルド「ハンザ同盟」の一大拠点として成長し続け、金融・商業・芸術の中心地としての位置を確立してきました。
そして、ハンブルグに設立された中央銀行が株主への配当用や、他都市との貿易を円滑化するために「バンクポルトガレッサー」と呼称される金貨を発行しました。

今回紹介したコイン以外にもハンブルクで発行されたポルトガレッサーコインはいくつかあり、100年からものによっては300年以上前に発行されたとは思えないほどの華美なデザインに仕上がっています。

また、このコインの裏面のモチーフになっているハンブルク市庁舎は今に至るまで改修を繰り返しながらその美しい姿を保っています。
もし読者の方にドイツ旅行を計画される方がおられましたら、何かの折に訪れてみてはいかがでしょうか。

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ホームページでもたくさんのコインをご紹介しております。是非ご覧ください!

ハンブルク 市庁舎

Hamburg, City hall

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