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#02 おじいとおばあと、神さま


遠くの外孫より近くの内孫

神さまはわたしたちのおじいおばあだー!
の、話から派生して。もうすこし神社さんとの距離感を深掘りしてみようとおもってる。

おじい? おばあ? なそこのあなたは、前回の記事をどぞ!

神さまが親戚だとして、その親戚に会いに行くとして。
おじいおばあは、数年に一回しか顔合わせできない孫と、足しげく通ってくれる孫、どちらに気持ちが傾くだろう?

もちろん、各家庭の関係性は考慮すべき問題でもあるけれど……たとえば外孫と内孫、おじいおばあにとって「解像度の高い身内」はどっちになるだろう?

これは、単純接触というポイントを軸にして考えれば、内孫だって答えにたどり着く気がしてる。

神さまの受け止め力を考えてみる

わたしの中で、神さまは大前提として、誰かをひいきすることなく、すべての人の願いを叶えてくれる存在だと認識している。
わたしたち人間の想像を超えるような力というか、受け止め力っていうのかな。多少人間が大勢で(それこそ数千人規模とかで)神社さんに押しかけたとしても、きちんと一人ひとりの願いに耳を傾けてくれているとおもう。

ただ、神さま側も、はじめましての身内が突然現れて、「願いごと願いごと願いごと……」だけで去って行かれたとしたら、とっかかりが難しいというのかな……。
願いを叶えるための手がかりが足りなくて、叶えるまでに時間を要するんじゃないかなって感じることがある。

で、単純接触にもどるね。

別に、神社さんに行くだけが神さまとのつながりを得るのではなくて。
お札やお守りを授かったならその媒介が。何も持ち帰らなくても、神さまに気持ちを向けて思いを馳せることが。神さまに接触するポイントだとわたしは感じている。

願ったなら願いっぱなしではなく、ときどきでも神さまに、おじいおばあに気持ちを向けてくれたら。おじいおばあは喜んでくれるんじゃないかな。
そのやりとりが重なっていくと、わたしたちの願いの「うしろにある事情」とかが伝わりやすくなって、より、叶うまでのスピードが速くなるんじゃないかな。

……ここまでくると、わたしの願望が入り混じっているのもあるけどね。そうなってくれたら、わたしもうれしい。
もちろん、願った神社でお祀りされている神さまが、旅先とか、別の神社さんで遭遇できたら、ごあいさつしに行くのもいいね。

氏神さまは一番近くのつよい味方

今回、一番声を大にして言いたいことかもしれない。
なにせ、わたしが氏神さま大好きなんだよね。その理由に関しては次のnoteとかで詳しく書けたら。

産土の神社さん(自分が産まれた場所の土地神さま)にご縁がつながることもすごく素敵なのだけれど、産まれた地を出られている人は少なくないとおもうし、わたしもそうなので。わたしは氏神さまとのつながりを、とてもとても大切にしている。
そして、氏神さまをもっと身近に感じてほしいなともおもっている。

どこかの神社のどこかの神さまが、直接的なおじいおばあだとしたら……。
氏神さまは、町内会長さん? この文化はちょっと前時代的かな???
(親戚の中でも)近所の名物おじちゃんとか、いつもの道にいはるなじみのおばちゃんとかでもいい。おのおの、顔見知りの年長者的なポジションを思い描いてもらえたら。

で、ちょっと心がへしゃげて、誰かに頼りたいなってときとか。うきうきすることがあって、誰かに聞いてもらいたいなとか。家族や友達、恋人と同列とまではいかなくても、ごく気軽に心を向ける場所として考えてもらえたら素敵だね。

住んでいる土地を管轄されている神さまだから、ロケーションとして行きやすく、頼りにしやすい存在でないかなあともおもってる。ふと足を向けたくなったとき、物理的距離のハードルは低ければ低いほどいいよね。

わたしみたいに神さまごとがライフワークな人ばかりではないし、初詣とか、夏越・年越しの大祓とか、夏祭り・秋祭りとか。イベントの際にこんにちはって顔を合わせてみる。まずはそこからはじめられるのかなあ。

そうして単純接触が増えたとき、絶対願いが叶うと言えたらいいんだけど。残念ながらわたしの力が及ぶところではなく……もっと言えば、「叶う」の解釈はまた別の問題にもなるので……。
推し活を普及したい民のわたしは、「あなたの願いが叶いますように」と、「神さまと人とのつながりが増えて、お互い笑顔になれますように」ってことを、強く祈っておくね。


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