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デザイナーが迷いなくつくり続けられるように。Cocodaをリスタートします。

2018年5月からスタートしたCocodaは、全てのデザイナーが迷いなくつくり続けられる世界を目指してブランドや体験を新たにつくり変えていきます。

これまでCocodaが目指してきたもの

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これまで「Cocoda!」がフォーカスしていたのは、1人では何をしたらいいか分かりづらく、スクールのような機会では費用がかかりすぎるうえに仕事にも繋がりづらく、諦めてしまう人が続出していたサービスデザイナーになるまでの道をオープンにすることでした。

2年間のサービス運営の中で、たくさんの人にこのコンセプトを受け入れていただいています。現在 26,500人もの方にご利用いただき、「Cocoda!」を使ってデザイナーになったという人や、学び始めるきっかけをもらえたと言っていただける人にたくさん出会ってきました。自分たちのつくったものが受け入れられていくのはつくり手として本当に嬉しいことで、とても感謝しています🙇‍♂️


サービスデザイナーとして生きている人たちをまだ救えていない憤り

しかし2年半Cocoda!を運営する中で、サービスデザイナーになった後の働く環境には課題がたくさん存在していて、個人で解決するのは難しいことを知りました。僕たちはCocoda!でその課題を解決できていないことにずっと憤りを感じてきました。

インハウスで働く2年目のUIデザイナーの方と話したことがあります。

彼女が働くチームにはデザイナーがおらず、自分の周りにも気軽にデザインの話が出来る人は少ない中で、毎回取り組むデザインの内容は変わっていき、「どのようにチームを巻き込んでデザインを進めるべきか?」「デザイナーとしてどこまでを役割として持つべきか?」といったことに日々迷いながらデザインに取り組んでいると話していました。

アプリ制作を行うデザイン会社で働くUIデザイナーの方ともお話しました。

その方はたくさんの事業に関わっていくことが出来るけれど、案件単位だと結局自分が関わるのはデザイナー以外の人が多く、「自分のやり方で本当に合っているのか?」「他の会社の人はどういう風にデザインしているんだ?」ということを常に悩んでいました。

また、働く中でこの先どのようなキャリアやスキルを作っていけばいいのかが分からず、他のデザインチームで働いてみたいと思っても本当に自分に合う機会なのか分からないので、やりたいと思いつつも副業や転職は考えられずにいると話していました。

事業会社でデザインマネージャーとして働く方にもお話を聞きました。

彼らはこれまでデザイナーとしてプレーイングしてきたところから切り替えて、チームのために組織づくりに取り組む中で「組織体制設計」「採用」「育成」「クオリティコントロール」「評価」など、これまで自分が行なったことのない業務に取り組んでいるけれど、周りにデザインマネージャーとして働いている人はほとんどおらず、どうやってチームをつくっていけばいいか迷いながら働いていると話していました。

マネージャーとして働く中で自分自身がデザイナーとして手を動かさなくなることで「デザイナーとしては生きていけなくなるのではないか?」という迷いを持たれている方もいました。


「デザイナーになる道をオープンにする」という想いから始まったCocoda!をずっと応援し続けてくれたサービスデザイナーの方々が、ずっと迷いながら働いていることに、僕たちはずっと悔しさを感じていました。

『デザイン経営』宣言や、Goodpatchさんの上場をはじめ、デザインの重要性を分かっている企業は、自分たちがサービスを開始した2年半前と比べると明らかに増えてきていて、この流れが止まることはないと確信しています。

デザイナーに対する期待値はどんどん上がっていきます。しかし、世の中の期待値とは反して、デザイナーの働く環境はほとんど改善されていません。Cocodaはデザイナーとして働く方々を守り、助けられる存在にならなければ、と考えています。


これからCocodaが目指すもの

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Cocodaは、デザイナーになるまでの道をオープンにする学習プラットフォームから、デザイナーが迷いなくつくり続けられる環境をつくるデザインプラットフォームへと位置付けを変えます。

デザイナーとして働く中で感じる課題はたくさんあると思います。それはデザイナーの役割が、表層から体験やブランドをつくることにまで広がってきたことに対して、そのような知識・機会を得られる場所がどこにもないことから生まれているのだと考えています。

デザイナーとして働く環境が全くオープンになっていない。これをCocodaが変えていきたいと思っています。

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これからCocodaがつくるのは、日本の全てのデザイナー・デザインチームが集まるアトリエのようなものです。

自分1人でつくるのではなく、他のデザイナーのプロセスやスタンスを見て参考にしながらつくることが出来る。

もっとたくさんのものを作りたい人は、他のデザインチームにも所属をして、複数の場所でものをつくっていける。

デザインチームをつくる際にも、たくさんのデザインチームを参考にしながら組織をつくっていける。また、集まったデザイナーの人たちに声をかけ、仲間を増やしていくことができる。

デザインを学習する人たちにとっても、そういったデザイナーやデザインチームの取り組みが参考にすることで、より実践的で生きた学習をすることができる。

Cocodaを、そのようなプラットフォームにしていきたいと考えています。


日本においてデザインは、これからもっともっと重要性が高まっていきます。1人ひとりが持っている知識や機会をもっとオープンにすることで、日本全体のデザイン環境を改善していき、迷いなくデザインし続けることができるような環境をデザイナーとして働くみなさんと一緒につくっていきたいと思っています。

Cocodaを通して、自分たちでデザイナーの働く環境をオープンにしていきませんか?


具体的なブランドのリニューアル点

こういった意思の表れとして、これからブランドや体験をどんどんリニューアルしていきます。まずは今回、3つの変更を行いました。ぜひご認識いただければ嬉しいです。

変更点①:「サービス名・ロゴ」 のリニューアル
変更点②:「ドメイン」 の変更
変更点③:「パフォーマンス」 の改善

変更点1:「Cocoda!」→ 「Cocoda」 に変更。

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既に本文中でも使用していましたが、元々のブランド名であった「Cocoda!」から、「Cocoda」をブランド名として新たに設定しています。

これまで付けていた「!」は、デザインの道に新たに踏み出す喜び、「こんな生き方があったのか」という非日常的な感動を表していました。

今回のブランドリニューアルで「!」を取ったのは、デザイナーが迷いなくつくり続けられる環境として、より日常的に融けた存在になるということを表すためです。

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それに伴い、ロゴの変更を行いました。今回のロゴは「Futura」のフォントをベースにしています。

Futuraは、1923年にドイツのバウハウスにおいて非常勤講師として勤めたパウル・レナー (Paul Renner、1878年 - 1956年) により作られたフォントで、意味するものは「未来」です。

Cocodaは、デザインの源流をリスペクトしつつ、変化していくデザインの知見を新たに体系化し続け、未来に繋げていく役割を担っていくことを約束する意味でこのロゴをつくりました。


変更点2:ドメインをcocoda.designに。

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2つ目の変化として、ドメインを「cocoda-design.com」から「cocoda.design」に変更しました。

これまでの.comドメインから、.designドメインに変更することで、より深くデザインに寄り添い続けていく姿勢を示したいと考えました。

(これまで通りcocoda-design.comのリンクをクリックすると、cocoda.designのドメインに自動でリダイレクトされます。)


変更点3:パフォーマンスの改善。

3つ目の変化は、パフォーマンス全般の改善です。フロントエンドにNext.jsを導入し開発体験を向上するとともに、ページの読み込み時間の短縮や動作の軽さなどを実現しました。

これからデザイナーのみなさんが日常的に利用できる機能をたくさんリリースしていきます。そのうえで、日々の利用が行いやすくなるよう、体験を技術的な面からもアップデートしていきます。


これからのリニューアルについて

今回の変更は多々ありますが、最も大きなスタンスである「デザイナーが、迷いなくつくり続けられる環境をつくる」ということに向き合って、デザイナーのみなさんが日常的に使い続けられるものを生み出していきます。

新章開幕ということで、改めて、新しくなった「Cocoda」をよろしくお願いします!

一緒に、デザインの知見や機会がオープンに溢れた世界をつくっていきましょう。


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