事業会社でのサービスデザインの裏側をありのままに語り合う。 インハウスデザイナー酒場 #dezasaka
2021年8月26日、サービス設計にまつわる知見が集まるプラットフォームCocodaで「インハウスデザイナー酒場」というイベントを開催しました。
インハウスデザイナーの皆さんが日々感じている疑問や悩みを、他のデザイナーと語らいながら解消することができるオンライントークイベントとして、ゲストに友達と遊べる通話アプリ『パラレル』の創業メンバーでデザイナーの槙野祐太さんと、Pairsを運営しているエウレカ社のPdM の渡辺智保子さんをお呼びして、彼らが普段取り組んでいるデザインの裏側について語ってもらいました。
参加枠を増加し、最終的に75名の参加者の方に参加いただきました。お越しいただいた方、ありがとうございました💡
本イベントレポートでは、イベントで語っていただいた内容をアーカイブ的にご紹介させていただきます。表に出づらいデザインの裏側を、イベントにお越しいただけなかった方もぜひ見ていただければ嬉しいです!
インハウスデザイナー酒場とは
インハウスデザイナー酒場は「つくるだけじゃないデザイナーの実際」をありのまま語り合う、まるでデザイナーのための居酒屋のようなイベントです。
今回のイベントでは、パラレルの創業メンバー槙野さんと、エウレカの渡辺さんに、普段行っているデザインの裏側を赤裸々に語ってもらいました。
「アプリの外」の体験までデザインする、Pairsエンゲージが試みる「寄り添い体験」の実現
最初に、エウレカで、PairsエンゲージのPdMをしている渡辺さん(@chihokotaro)から、「アプリの外」の体験までデザインする、Pairsエンゲージが試みる「寄り添い体験」の実現 をテーマにお話いただきました。
Pairsエンゲージは「オンライン結婚相談所」をテーマに、実際にコンシェルジュがついて結婚までの活動をサポートするようなサービスです。
そのため「アプリが提供する体験」と「コンシェルジュが提供する体験」の2軸でサービス体験が構成されており、「アプリの体験をよくする」だけではなく「アプリ外の寄り添い体験」をつくる必要があるそうです。
例えば、「コンシェルジュとの関係性」を良くするためのカウンセリング機能や、オフラインでの施策などを組み合わせながらプロダクト上の体験とコンシェルジュが提供する体験の流れを高めていくことなどを、どのように考え実行したのかお話いただきました。
このような内容を、実際のFigmaをお見せいただきながら細かくお話しいただきました。アプリの内外に目線を向けて体験をデザインするお話に対して参加した方からも参考になるという声が多く寄せられていました。
当日お話しいただいたより詳しい内容はこちらにまとまっています。気になる方はぜひご覧ください!
外さないための、企画からUIへの落とし方
続いて、遊べる通話アプリ『パラレル』を作っている創業メンバーの槙野さん (@ytmkn_)から、「実践で使える失敗しないUIUX制作プロセス」というテーマでお話いただきました。
あらゆることをフレームワークに落とし込み、抜けもれなく確実にアウトプットが出せるように徹底するフレームワークの鬼👹 である槙野さんから
1.企画要件の定義
2.デザイン要件の定義
3.リサーチ
4.UI制作
の4つのプロセスでどのようなフレームワークを用いてデザインを進めているのかを詳しくお話しいただきました。
例えば、企画要件を定義する際のドキュメンテーションをどのような形で行っているのか。
デザイン要件の定義のためのチェックリストをどのように作成しているか。
他サービスのリサーチをどのように行っているか。
要件を満たすデザインのパターン出しをどのように行っているか。
このような内容について、細かく実際のデザインの流れに沿ってお話しいただきました。丁寧なプロセスに対して、参加者のみなさんからも多くの反応がありました。
当日お話しいただいたより詳しい内容はこちらにまとまっています。気になる方はぜひご覧ください!
イベントの様子
今回のイベントでは「酒場」をモチーフに、miroを使ったコミュニケーションスペースで参加者が語り合えたり、ゲストの方に実際に使っているFigmaを公開いただくなど、とてもオープンな雰囲気で開催されました。
参加いただいた方からも参考になったという声をたくさんいただきました!第二回の開催も検討しております。
終わりに
今回のイベントのように、あなたのデザインを前に進めるような裏側 = 「デザインケース」がCocodaにはたくさん集まっています。
「Make ___ Design Better.」というコンセプトを軸に、Cocodaに集まるデザインケースを参考にみなさんのデザインがもっと前に進むようにしていきます。
今回お話しいただいたこともデザインケースとしてCocodaに残っているので、ぜひ見てみてください。
また、Cocodaで発信に取り組みたい方はこちらよりお問い合わせください!
それでは、第2回の開催をお楽しみに💡