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犬のやさしさはアグレッシブ

気圧の影響を受けて先日のあるじは
なかなかの頭痛を発症しました

起きていられず
寝つけもせず
かといって寝ながら何かすると頭痛が悪化する
という
「なんっにもできない!」半日でした

帰宅するなりソファに倒れこんだあるじを

のんびりおっとりおばあちゃん先住犬は
「寝るんかいね」
と横目で見るなり足にぴったりくっつきました

お子ちゃま犬のキーラはというと

全力でソファに飛び乗り
あるじのお腹の上でお帰りのフェスティバルをいつもどおり120%で実施し
興味津々で嗅ぎまわって水を飲んだばかりの口ひげであるじをべしゃべしゃに濡らし
あちこち甘噛みしてひっぱり

無反応のあるじにようやく気が付いて

「そうか寝るのか!」
と言わんばかりに元気いっぱいお腹の横に寝そべりました

し、しんどい

でも、これがきっと今のキーラの愛

その後
ソファから辛うじて立ち上がり
あるじは何とか自室に戻りました
キーラのことをかまってあげられないと思い、
キーラはリビングに残しました

ところが、
キーラの「あるじのところに行かせろ」要求が
あまりにも騒がしく、あまりにもしつこく、
家族も辟易

しかたなくキーラをあるじのところへ向かわせました

弾丸のようにあるじのところへ向かい
秒であるじの布団にもぐりこみました

あるじも家族も
「さぞかし騒がしかろう」と危惧しましたが、
布団に入ったらもう要求は通ったようで、
おとなしく一緒に寝てくれました

一緒に遊びもしなかったあるじに
いらいらをぶつけることなく
一緒に寝てくれるんだなぁ

帰宅してすぐのお帰りのフェスティバルは絶対に省略しないけど、
一緒に遊ばなくてもいいから一緒にいてほしいんだなぁ

あるじは20時に寝て
翌8時に目覚めました

起きたときにはまだ具合は不安定だったけど、
キーラは変わらず横で寝ていてくれて
とてもありがたかった

おとなしくしていてくれて、というよりも
ぴったりとなりにいてくれて、とてもありがたかった

あくびをして何気なくあるじを見て目が合った瞬間、
「あ! 起きてるじゃん!!! あそぼ!!!」と
エンジンは再び120%になったキーラ

いいよいいよ
遊ぼうか

アグレッシブでも、
一緒にいてくれてうれしいよ

…もう少しおしとやかでもいいんだよ、とは
思っているけれど ね

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