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いぬのお洋服

お洋服を着せることについては
きのこ・たけのこのように
賛否がわかれている という認識です

ちなみに我が家は圧倒的 賛成派

キーラは我が家にとって4匹目の犬
初代・2代目はすでに虹の橋をわたり、
現在キーラは3代目のおばあちゃん犬と
暮らしています

初代は犬嫌いで車嫌いで家族以外の人も嫌い
徹底的な番犬スタイルのソルトアンドペッパー
持っていたお洋服は少なく
カッパとセーターくらい?
あまりお洋服を着せる概念のない時代の我が家でした
(寒そうだったから着せていた・雨だったから着せていた)

2代目はクローゼットがいっぱいになるほどの
お洋服もちの白シュナウザー
とくにあるじに褒められるのが好きなタイプで
初回にかわいいかわいいと大層褒めたところ
お洋服を自分で持ってくるほどの犬でした

3代目は皮膚炎の多い白シュナウザー
よく掻いては血がにじんでいる状態が
長く続き
頑丈なお洋服が絶対に必要な生活を今も続けています

そして4代目のキーラ

服を着せようとした瞬間
お得意のビビりを盛大に発揮
過去最高のパニック・暴れっぷりを見せてくれました
家族みんなでびっくり

いまだに噛みつきなしで着せられません
唯一、何よりも恐ろしいと思っているらしい
車の中では(車への恐れが先に立ち)
服をすんなり着せることができます

「嫌がるなら、やめてあげたらいいのに」

わかります、あるじもそう思っていました
2代目の残したお洋服は、
どうしてもどうやっても捨てられず
キーラに着せるために取っておいたのもあって
残念でもありましたが…

キーラにどうしてもお洋服を着せなくてはいけない
その理由はただひとつ

暗闇で黒いシュナウザーはどこにいるか判別できない
ということ

我が家にきたばかりの時のキーラ
・・・明るいところにいるのに
目がどこにあるのかがわからない

子犬で
細くて
軽くて
小さかった
キーラが

ダイニングチェアの下の暗がりや
ソファの影や
灯りのついていない廊下に
たたずんでいるだけで

もうどこにいるかわからない

踏むかもしれない
蹴とばすかもしれない
粗相しているかも
悪戯しているかも

おそろしくておそろしくて
黒じゃないなにか色をまとわせようと思って
何とか服を着せています

反対派のかた、言わんとすることはわかります

でも、我が家の3代目も4代目も
その家族のなかで「着せよう」と決めるだけの
理由があって着せています
いろいろな意見のうちのひとつとして
見守っていただければと思います

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