ニワトリ級に忘れっぽい私を助けるスケジュール管理術
子どもを産んだ女性は、赤ちゃんを守るために脳の使い方が変わり、複数のことを同時にこなす能力が増えるそうです。
たしかに、ママさんって器用にあれこれこなす方が多いですよね。
お皿洗いしていても子供の安全に気を配ったり。
しかし一説によると、それと引き換えに、長期的な記憶力が弱まるのだとか!
私は初めて出産したのが29歳。
年齢のせいなのか、出産の影響なのかわかりませんが、私は30歳を機に、急激に忘れっぽい人間へと進化したのです。
2秒後には全部忘れてしまう人間になった私
育休を終えて職場に復帰したところ、いろんなことをきれいさっぱり忘れてしまった私。
仕事のことはおろか、かつて一緒にご飯を食べたりしていた同僚の存在まで忘れてしまう始末でした。(結構ひどい)
子どもの成長に伴い、自分の予定だけではなく保育園の持ち物や行事の予定なども管理しなくてはいけなくなり、記憶力は常に限界。
若いうちは記憶力には正直かなりの自信があり、一度見たこと聞いたことは忘れず、「よくそんなことまで覚えていたね!」と言われるタイプだった私。
そんなこともあって、驚異的に忘れっぽくなってしまった自分は脳の病気ではないかと疑ったりもしました。
半年ほど思い悩んでいたところ、冒頭に記載した脳の使い方の変化の話を耳にします。
私が忘れっぽくなったのは、子供を守る使命のためだったのね!
すっきりとした私は、記憶力に頼るのをすっぱり諦めて、仕組みで解決するべく環境を整えることにしました。
忘れっぽい大王である私のスケジュール管理の原則
原則1:スケジュールはあえて公私混同が基本。
元々私は、仕事の予定は仕事用のカレンダーに、個人の予定は手帳に、家族の予定は家のカレンダーに書いていました。
今思えば、そりゃあこんがらがるよね!
だって私は1人しかいないのに、予定表が3つもあるんだもの。
私はまず、仕事・個人・家族の予定を1箇所で管理することに。
紙の手帳、Googleカレンダー、ToDoリスト、などなど色々と試したところ、以下のように落ち着きました。
家族の予定は、すべてiPhoneの予定表に入れた上で夫と共有設定
家族に予定を把握してもらう必要のある個人の予定もここに入れる
(飲み会やライブなど)
自分の仕事の予定は、会社のOutlookの予定表に全部詰め込む
会議予定はもちろん、作業予定なども全部入れる
会社のOutlook予定表で、家族の予定表を参照できるようにする
子供の行事や検診などの予定が、仕事で使う予定表からも見えるため、会議の日程調整や有給を使う日の調整がしやすくなる
原則2:記憶に頼らない。忘れっぽい自分であることを受け止める。
スケジュールが一元管理できるようになったところで、正しく運用できないとだんだんうやむやになってしまいます。
何せ私は2秒で忘れる人間なので(!)、朝ごはん前に考えていたその日の予定を、家を出ることにはきれいに忘れて全然違う予定を入れたりしちゃうのです。
そこで、家族の予定を毎朝Alexaが読み上げるように設定しました。
家族みんなが揃う朝ごはんの時間に、Alexaが「今日は2件予定があります。次女ダンスレッスンと、パパ飲み会です」など言ってくれるのです。
これは中々便利で、Alexaのおかげで予定や持ち物を思い出すことはしばしば。
一度Alexaアプリで設定しておけばずっと自動で読み上げてくれるのも楽ちんです。
結論:スケジュール管理を仕組み化すると脳のバッファが増えて生活の質が上がる
スケジュール管理を脳みそから追い出して、ツールと仕組みに頼るようにしたところ、スケジュールの忘れや重複がなくなり、バタバタすることは随分となくなりました。
何よりも、「覚えていなければ!」というストレスがなく、Alexaが私の代わりに予定覚えてくれていたり、家族にリマインドをしてくれるので、その分他のことに集中したり、楽しんだりする時間を持てるようになったのです。
Apple社の故スティーブ・ジョブスが、毎日同じ服を着ることで決断に費やすエネルギーを減らし、生産性を高めていたというのは有名な話ですが、
同じように、細かなスケジュールを覚えておくエネルギーを減らすことで、脳に余裕ができて、もっと大切なことに力を注ぐことができると実感したのでした。