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感謝すること

私は全くの無宗教で、あまり神仏を信じていない。なので、信仰には関心が薄いのだけれど。でも、明日大事なことがあるというときには、思わず誰に向かってでもなく、手を合わせて祈っていることがときどきある。

私は何を信じているのだろうか。神でも仏でもないのだけれど。でも自然に宿る何か無限の力、自分の見えないところに存在する誰か、何か。そんなものが実は私の周りにいて、意外にそういう存在が自分を守ってくれているのではないかと思うときがある。

考えてみれば、今夜ベッドに入って寝たからといって、明日元気に目が覚めるかどうかなど誰にもわからない。もしかしたら、今夜の「おやすみ」は永遠になってしまうことだって十分に考えられるのだ。そう思うと朝、目が覚めてあぁ〜今日も元気だ〜と思えるって、もしかしてとても感謝すべきことなんじゃないだろうか。

そんなふうに考えると、すべてのことには「ありがとう」と言いたくなる。最近そういう考え方になってきたら、空が青いのだって、風が気持ちいいのだって、感謝して幸せと思える気がする。

いろんなものがほしい、ほしいと思っていても、それは元気に目覚めて、また今日という日が過ごせて初めて叶うもの。今夜で命が終わってしまったら、お金なんて意味がない。

朝起きたら、ありがとうと感謝したい。そして元気に過ごせることを当たり前だと傲慢な考えは捨てたいと思う。なんて言ってても、謙虚でも思慮深くもない私はさっさと忘れて、些細なことにも文句を言うんだろうな(笑)

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少し前、ご近所の病院の敷地内に桜の花びらが散って、花びらの絨毯ができていた。この時期は周囲が薄いピンク色に染まって、幻想的になる。春の訪れを知らせるこの時期は、まだ少し寒いのになんだか心が密かにワクワクしている。

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