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仕事をする基準

私の仕事はいわゆるフリーランスで、自由業と呼ばれる。そのため、すべてオファーを受けて初めてリアルに仕事が始まる。仕事がないと結局は失業者と変わらない。それを自由だからいいと思うか、シビアな状況と見るかはその人の考え方次第だと思う。

私もフリーになりたての頃は、日々仕事が来るかどうかでドキドキしたものだった。事実、仕事がないときもあり、明日暮らしていけるのか不安になったことも数知れない。しかし、案ずるよりなんとやらで、いつも何とかどうにかなってきた。そんなことで、気がつくと割と長くフリーをやっている。

以前はお仕事の声がかかるとありがたいと思ったので(今も基本的にはそう思っているが)かなり無理を言われてもなんとかやり遂げた。それは自分の自信にもなったし、その仕事を完遂することで自分のスキルも少しはアップしたかもしれない。クライアントの担当者がイヤな人間でも、かなりの部分は我慢してなんとか仕事を終えていた。

そのせいでストレスを抱えて、辛い思いをしたことももちろんあった。そして世の中が変わるにつれて、辛い思いをすることが増えたような気がしてきた。嫌味な担当者、酷いオーダーと納期、激安のギャランティ・・・多少は我慢しても、もう限界と思うことも多くなった。

そこで考えた。仕事を受ける自分なりの基準を持とうと。まずはあまりに酷いギャランティの仕事は拒否。そしてちゃんとオーダーが明確にされないものもナシ。最後に何よりも自分がイヤだと思う仕事はしない。これらを自分の中で決めた。

何を傲慢なと思われるかも知れない。でも私だって人間だ。感情的にイヤなことはストレスになるし、日々の精神状態にも影響する。それがわかったのはごく最近なので、今まで辛いのを我慢していたんだなと我ながら思う。でも、もう耐えることは美徳ではないので止めて。毎日を気持ちよく過ごせるようにしていこうと今さらながら思っている。

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ぼーっとしているノエル。猫はふだん何を考えているのか。そんなことが気になったりする。私も忙しいと遊んであげられないので、つまらないと思っているかも。明日は遊ぼうね。

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