レジリエンス

何か辛い出来事があった時、
そこから立ち上がる力がある人は前へ進んでいけます。
立ち上がれないままだと、その出来事に囚われたまま、
なかなか前へ進むことができません。

そういった力を、ポシティブ心理学では
「レジリエンス」と呼びます。
レジリエンスは逆境力や再起力とも言われます。
自分で自分を励ませる人は強いです。
自分を励ませる人は、最終的に出来事を学びにします。
最終的に辛い出来事であっても、感謝に転換します。

自分を励ますことができず、なにかの出来事から
躓つまづいたままの人は、
出来事を人のせいにしてしまいがちです。

逆境に強い人というのは諦めが早いようですね。
過去を変えることができないことをわかっているので、
執着をしないそうです。

逆境に弱い人は、起きた出来事にずっと腹を立てています。その時間だけ、人生を無駄に使っています。

精神分析家のカレン・ホーナイは
「悩んでいる人にとっての最大の救いは悩むこと」と
言ったそうです。実は悩むことは逆境に弱い人にとっては、心理的に楽だからです。

私も小さなことで悩んでいた時期がありましたが、
当然、何もいい方向へは進みませんでした。
そして、沢山考えないといけないことや
本当に苦しい気持ちになる時期が来た時に、
初めて本当の前へ進む一歩を踏み出した気がします。

人生は劇的に変わることはそうそうないかもしれません。
それでも、自分の人生、せっかくなら
前へ進んでいきたいなと思います。