分け過ぎ注意
支援級を一緒にやってる先生が、
「知的とか情緒とか、分けてやる必要あるんですかね…。」
と、つぶやいていました。
ホントそう思います。
私が初めて支援級もった時の尊敬する主任は、
分けていませんでした。
公簿上はもちろん分かれてますが、担当も授業も、単純に知的と情緒で分けるのではなく、内容によってその都度それに合った必要な分け方をしていました。
一つの活動をする時、違う特性を持ってる子が混ざってた方が良いって場面は結構多くあります。
担当するのも、混ざってた方が、ざっくり言って、支援が必要な場面が被らないので、手厚く支援できます。
例えば、情緒の子は集団参加に支援が必要な子が多いけど、学習などは流れがちゃんと分かれば一人で進められたりします。
でも、知的の子は逆だったりして、それが混ざってると、この時はこの子、この時はこの子、と手厚く見ることができます。
でも、情緒だけで固められると、支援が必要な時が集中してしまいます。
学習の時も、混ざってる方が関わりが増えたり、広がったりします。
特性に合った指導をするために、同じカリキュラムではない、みたいなことがどこかに書いてあったけど、「支援の場面がそれぞれの子で違う』のであって、特性ごとに細分化すればいいってもんじゃない気がしてます。
居やすい場所、合う人、自分に合う場所を見つけて、分かり合える対等な仲間と関係を作ってくのはものすごく大切、と思う一方で、
だからといって、大人が勝手にどんどん細分化して分けてく方向に行くのはイヤだなー、混ぜるのも大事、って思ってます。