【利用歴1年】タイムズカーシェアは汚い?体験談と対処法を紹介
「タイムズのカーシェアって、便利だけど汚い」
「ゴミが残されていると、本当に嫌になる」
カーシェアユーザーならば、そう感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
私も以前タイムズのカーシェアで車を借りて出かけようとしようとしたら、運転席の下に飲みかけのペットボトルが10本以上隠すように捨てられていたことがありました。
食べかすやゴミが落ちていることも、日常茶飯事です。
しかし、汚いからと言って便利なカーシェアの利用をやめてしまうのは、もったいないと思いませんか?
今回は、1年タイムズカーシェアを利用した私の体験や口コミを元に「実際にあった事例」と「対処法」をご紹介します。
快適なカーシェアライフのために、ぜひ参考にしてみてください。
カーシェアの特徴
タイムズに限らず他社でも同じことが言えますが、なぜカーシェア利用時に「車内が汚い」と感じることが多いのでしょうか。
もちろん、利用者の使い方に原因があることは明らかです。
しかし車内が汚れたままになってしまうのは、カーシェア事業社による「利便性を高めるためのコスト削減」が原因の1つになっている可能性があります。
カーシェアにおける「利便性」と「コスト削減」の内容を見てみましょう。
レンタカーよりも身近で使いやすい
「利便性の高さ」はカーシェア最大の魅力だと言えます。
レンタカーのように店頭へ出向く必要がなくお財布に優しいシステムになっているので、気楽に利用しやすいのが特徴です。
レンタカーと比べ、カーシェアの便利な点は以下の通りです。
ステーションの数が多い
店頭手続き不要
予約時間直前までキャンセル代無料
短時間の利用ならレンタカーより料金が割安
利用料金の請求は、使った分だけ
駅前を中心に店舗を構えるレンタカーに比べてカーシェアは至る所に展開しているため、会社や自宅の近くにステーションがあることも少なくありません。
特にタイムズのカーシェアは他社と比べてステーションの数が圧倒的に多いため使い勝手が良く、自家用車として利用しているユーザーは多いようです。
基本的に清掃は利用者に委ねられている
カーシェアがレンタカーより割安である理由の1つに「清掃を利用者に委ねている」という点があります。
タイムズの業者による清掃頻度は10日〜2週間に1度程度で、大手他社も10日に1度程度の頻度になりますので決して多くありません。
そのため、車内にはコロコロ・除菌シート・小さいゴミ袋・除菌スプレーなどを常備し、利用者にも清掃をしてもらうようにしているのです。
つまり、業者による清掃頻度を減らすことでコストを削除し、利用時の料金を割安にすることで利便性を高めているとも言えます。
タイムズカーシェアで実際にあった事例
利便性のためとはいえ、車内が汚いと使いたくなくなりますよね。
新車のようにキレイなのは本当に稀で、何かしら汚れが残っていることがほとんどです。
しかし、車内の汚れは意図したものだけとは限りません。
仕方のない汚れと悪質な汚れがありますので、タイムズカーシェアでの私の実体験と口コミを元に、それぞれご紹介します。
砂や細かい食べかすは掃除してもキリがない
車内の汚れで一番多いのは「砂・土・細かい食べかすが、座席やマットに落ちていること」ではないでしょうか。
細かいゴミは手で取りにくく、常備されているコロコロでも取り除くのは時間がかかってしまい、完全に取り除くのは難しいものです。
また、カーシェアは借りている時間に応じて料金が上がってしまいますから、清掃に時間をかけたくないのは自然なことだと言えます。
結果、多少の砂や食べかすが残っていても放置する人が多いのかもしれません。
様々な理由でゴミや忘れ物が見落とされる
細かい砂や食べかすの他に、包み紙やペットボトルなどのゴミ、明らかに忘れ物だと分かる物も車内に置き去られている場合があります。
考えられる理由として、カーシェア返却時の状況が、時間に余裕がある昼間とは限らないからではないでしょうか。
辺りが暗いと車内の様子がよく見えず清掃が十分に行えなかったり、急いで返却をするために車内チェックがおろそかになり忘れ物をしてしまったりする場合があります。
どちらも不注意が原因ではありますが、特に夜間の車内チェック・清掃は、車内灯だけでは暗くて難しいものです。
大量にゴミを隠していく確信犯が存在する
私の経験上、カーシェアを利用する人はある程度清掃もきちんと行う、マナーの良い方が多いと思われます。
しかし利用者の中には、ゴミを車内に意図的に隠していく確信犯が存在するのです。
座席の下に大量のゴミが押し込まれていたり、噛んだ後のガムが貼り付けてあったり。
口コミによると、タイムズカーシェアでは同乗が禁止されているペットの毛が大量に付着していたり、煙草の吸殻が残されていたりすることもあるそうです。
煙草の臭いが充満する車内は強烈
悪質な利用者の中には、車内で煙草を吸う人もいるようです。
カーシェア業界では電子煙草を含め、全車禁煙となっております。
私は遭遇したことはありませんが、インターネット上では「車内が煙草臭くてたまらない」という口コミが多数見受けられました。
車内という半密室状態で、他人の煙草の臭いを嗅ぎ続けなくてはならない。
煙草臭が嫌いな人にとっては、まさに地獄です。
嘔吐物の臭いがひどい
意図した訳ではないでしょうが、車内で嘔吐してしまう人もいます。
きちんとタイムズへ報告を行っていれば徹底的に清掃されるでしょうから問題ありませんが、NOC惜しさに報告を怠ってしまう人もいるようです。
嘔吐物の臭いは独特で、自分も吐いてしまいそうになりますよね。
口コミによると、ドアを開けた瞬間に臭いが漂ってきたとのこと‥‥‥考えただけでぞっとします。
NOCとは何か
NOC(ノン・オペレーション・チャージ)とは「休業休車補償料」と言い、利用中のタイムズカー車両に汚損や事故などのトラブルが起こりサービスを停止した場合、「営業補償」の一部として利用者が支払うものです。
タイムズの場合、汚損で発生するNOCは実費+2万円で設定されています。
タイムズが取っている対策
車内が汚れている事例をご紹介しましたが、タイムズもただ黙って見ている訳ではありません。
次は、タイムズが行っている対策と対処法をご紹介します。
清掃意識を高めるためアンケートを実施する
タイムズカーシェアでは「利用時の車の様子」を報告できる、簡単なアンケートを実施しています。
利用者がアンケートに答えることによりタイムズは車の状況を把握し、利用者は見返りにカーシェアポイントを獲得できるシステムです。
アンケートには「車内に汚れがないか。汚れがあった場合は清掃を行ったか」を答える項目が存在します。
一番多くポイントを獲得できる方法は、「汚れがあったが清掃した」と答え、次に利用する人から好評価をもらうことです。
カーシェアポイントは、タイムズカーシェアのステージを上げてお得に車を借りることができたり駐車料金の割引に使用できたりするもので、貯めておいて損はありません。
清掃を行ってアンケートに答えると、利用者はポイントを多く貯めることができ、タイムズは車の状況を確認しつつ利用者に車内清掃を促すことができる。
まさに一石二鳥の施策だと言えます。
利用者から報告を受けて、必要な対処を行う
タイムズは前述のアンケートの他に、電話やメールでの対応も行っております。
車両のパンクなど「急ぎの案件」や煙草臭などの「どうしても伝えたい内容」の場合は、電話で問い合わせる方が確実です。
必要に応じて対処法を提案してもらえる可能性があります。
また、タイムズが利用者から傷や汚れの報告を受けた場合、前の利用者へ警告を行うことがあります。
違反行為を繰り返す会員に電話やメールで警告し、改善されない場合は会員資格の停止や取り消しを行うのです。
もしも傷や煙草臭などに気付いた場合は、利用前にすぐ報告することをお勧めします。
報告をしなかった場合、次の利用者が報告を行うと、真っ先に疑われるのは直前の利用者になるからです。
疑われないためにも、利用前のチェックと報告はきちんと行うようにしましょう。
オススメの車内清掃の方法
利用後の車内清掃は、手間がかかる上に時間をかけると利用料金が上がってしまい、面倒ですよね。
そこで、あまり時間をかけずにある程度キレイにできる、オススメの清掃方法をご紹介します。
手順は、以下の3つです。
車内のゴミをできるだけ拾う(ドアポケットのチェックもお忘れなく)
座席シートのコロコロがけを行う(取りにくくて細かい食べかすなどはフロアマット上に落としておきます)
フロアマットを取り外して、外ではたく(細かい砂などは、マットを取り外してはたけば簡単にキレイになります)
車外でマットをはたく際は、隣の車や近隣の状況にご注意の上、最小限に留めるようにしてください。
ドアやダッシュボードなどの汚れは除菌シートで拭けばキレイになります。
清掃を終えたら、忘れ物がないかチェックして速やかに返却したら終了です。
辺りが暗いと難しいですが、できる限り確認しましょう。
一番目につく座席とフロアマットをいかに早くキレイにし、忘れ物をしないかが鍵になります。
ぜひ、試してみてください。
カーシェアで汚さないための対策
そもそも汚さなければ、車内清掃の必要はありませんよね。
前の利用者の汚れを防ぐことはできませんが、自分たちが汚さなければ清掃も最小限で済みます。
汚さないための対策の一例として、参考にしてみてください。
シートカバーを持参する
シートカバーを持参し、座席にあらかじめ敷いておきます。
防水シートや大きめのペットシートでも代用可能です。
車内に持ち込む物を工夫する
食べ物は一口大の物にしたり、飲み物をこぼしにくい容器にしたりして工夫します。
食べこぼしや飲みこぼしを、ある程度防ぐのに効果的です。
車に乗る前に、靴の汚れを確認する
靴に付着した土なども、汚れの原因となります。
靴のまま座席に乗ってしまったり前の座席を蹴ったりしてしまう子どもの靴は、特に注意が必要です。
必要であれば、乗車する前に汚れを落としておくことをオススメします。
ゴミ袋を多めに準備する
ゴミ袋は、ゴミが散らばる前に纏めることができる必須のアイテムです。
万が一嘔吐しそうな時には、エチケット袋にもなります。
少し手間はかかりますが、後で清掃を行う手間に比べれば軽いものではないでしょうか。
一緒に乗車される方や環境によっても変わってきますので、ご自身に合った対策法を探してみてください。
車内を汚してしまった場合のタイムズの対応
気を付けていても突然嘔吐してしまったり、子どもがお漏らしをしてマットまで濡らしてしまったり、予期せぬことで汚してしまう場合がありますよね。
タイムズは、利用者がカーシェアの車両に以下の汚損被害を与えた場合、清掃などにかかる実費とNOC(2万円)を利用者に請求します。
煙草の臭い
ペットの毛や臭い
嘔吐物の汚れや臭い
灯油を積載した
タイムズによるゴミの回収が必要になった
例え汚損箇所の清掃が利用者自身で完璧にできたとしても、タイムズは確認作業を行う必要があるため、利用者は最低でもNOCの2万円を支払う義務が発生します。
カーシェアの利用ごとに550円で加入できる「安心保障サービス」でも汚損は保障の対象外になりますので、ご注意ください。
そして、NOC惜しさに報告を怠ってしまうと、会員資格取り消しの対象になってしまいます。
上記に当てはまってしまった場合は、きちんと報告を行いましょう。
万が一にも汚さないためには煙草・ペット・灯油を持ち込まないことはもちろん、搭乗者に嘔吐の可能性が少しでもある場合はエチケット袋を準備しておくことが大切です。
お漏らしも汚損の対象になるのかは分かりませんが、部類としては嘔吐と同じ扱いになるのではないかと思われます。小さい子どもと一緒に利用する際はお気を付けください。
リーズナブルなカーシェアを利用している人にとって、NOCの2万円は高額です。
私なら絶対に払いたくありませんし、2万円も取られてしまっては、しばらく落ち込むかもしれません。
多くの人で車をシェアする訳ですから、次の人が気持ち良く利用できるように「車を汚さない・傷つけない」としっかり心に刻んで利用するようにしましょう。
まとめ
タイムズのカーシェアは他社と比べてもステーションの数が多く、利用者みんながマナーを守ってキレイに利用できれば、とても便利で快適なサービスです。
もし借りた車があまりにも汚れていたり傷がついていたりした場合は、ぜひタイムズに報告を行い、対処してもらってください。
利用者からの報告があってこそ、タイムズは対策を講じることができます。
タイムズカーシェアのお問い合わせ先はこちらです。
「よくある質問」も参考にしてみてください。