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#67 通信制大学へ
憧れの看護師になったはいいものの
病棟勤務にはあまり関心がなくて
ただ、看護師としての経験として
また学校からかりた奨学金返済が
3年間の期限だったので
3年がんばってきっちりで辞めた。
その際、病棟で働く中で
悩んだり、葛藤したり自分と向き合って
ある一つの答えが出た。
それは、看護科めぐりをしていた
高校生のとき
看護学科の説明会で
将来的に学校保健室で働くことが
できるという点。
学校の保健室で働きたいなあ
きっと憧れを抱く人は多いでしょう
そんな自分をしばらく忘れていた気がする
病棟勤務の過酷さと忙しさとで。
で、辞める前に学校保健室で
働ける方法を探した。
それには教員免許の取得が必要で
学校に通わなければならなかった。
看護学生の同級生で
看護学校卒業後に別の看護大学へ編入し
そのまま学生を続けて保健師(養護教諭)を
とりにいった子もいる。
保健師をとるとなると
国家試験をまた受けなければならない!
そして、学校に入るのにも
倍率が高くて、すぐに叶いそうにもない
そこで、通信制大学で養護教諭の免許を
取れることが調べていくうちにわかった。
保健師を取ると、養護教諭二種免許に対して
養護教諭のみだと一種が獲得できる。
一種と二種とではあまり差がないように
感じるけれど、
他にも心理学の授業にも力をいれていること
認定心理士という民間の資格にも挑戦できる
看護学の学士も申請すれば取得できる
他にも産業カウンセラーなどあったが
そちらは無理だとおもいあきらめ
(授業だけは取った)
上記3つを目標に、10月からの入学で志願
半年ほど病棟勤務を続けながら
インターネットでの授業、テストをした
中には体育など、スクリーニングといいって
週末、決められ日時、日数に
大学へ行き授業を受ける必要のある
科目もあった。
実習前、後の説明・指導。
心理学実験の演習。
それらは大学病院を退職して
ある程度時間が確保できるようになってから
通う。
実習は、3~4年次だったので
そのときはいったん実家にもどって
仕事もセーブしてなんとか頑張った。
卒業論文も学士機構に看護学で提出できるよう
扱う分野にも気をつけた
教育実習、すべての履修科目
自分で手配がつらかった病院実習
(看護師だけど履修しなければならなかった。
教員免許取得の都合上)
あとは実習後のスクリーニング、
卒業のみだとおもった矢先
身内に不幸があり、予想外の展開。
片親が急逝してしまった。
でも、卒業を半年引き延ばすわけにも
教員免許申請できないまま(単位不足)
卒業はできなかった
大変な状況の中だったけど
無理やり実習後のスクリーニングに出席して
(親戚のありがたい手助けもあり)
なんとか無事に卒業。
葬儀、納骨もろもろ法事を済ませ
教員免許申請、学士申請
認定心理士の資格申請
めまぐるしく過ぎていく期間。
身体もボロボロになりながら
でも、やることはやって
進んでいくしかない時期だった。
卒業後ストレートに
次の就職先へ入職した。
4年間の通信制大学での履修は
楽しかった!
のんびりできたし
第二の青春ともいえる時期。
とっても充実していたな。
看護学生が忙しかったから
これが大学生か?ってくらい
遊んだし、いろんな経験ができた。
休息期間というのかな。
ずっといろんな圧力をうけながら
頑張り続けたから
すこし休めたのかも。
一番はっちゃけて
でも、数々の失敗やトラブルもあって
すべては経験。
もう10年ちかく前になるけど
よかったことも、気まずかったことも
今はもう経験として消化できそうです。
ありがとうございました!
あのときの努力があったから
今の自分がいる。
あのときの楽しさ、経験があったから
今の自分の糧となっている。
忘れちゃいけない。否定しちゃいけない。
すべては「自分」なのだから。