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孤独な駐在妻、渡航3ヶ月で外国人の友達ができた話

Goedemiddag(こんにちは)!

オランダに帯同家族として渡航した私。
家族は夫のみ。子供は居ない。

最初の1-2ヶ月は毎日朝ご飯、掃除、洗濯、夜ご飯・・・のルーティーン。
夫の仕事がない休日は一緒に遊べるが、平日はどうしよう。

・・・ポケモンするか。

渡航が決まって購入したNintendo Switch。
家事が終わったら電源を入れ、永遠に飽きるまでポケモンをする。

毎日やっているとポケモンも飽きてきた。さあ、どうしようか。
友達が出来ないのは何故だろう。分析してみた。

友達が出来ない理由

子供が居ないので、ママ友という概念が存在しない。

私たち夫婦には現状子供が居ない。夫は会社で平日は1日中働く。そうなると、妻である私は永遠に家に引きこもっていることも出来る。
実際他国に住んでいた駐在妻の友人は引きこもってるという子も多かった。

日本人コミュニティが苦手

「せっかくの海外で日本人コミュニティになんか居たくない。」
「もっと世界中の人との関わりを増やして、自分の価値観を広げていきたい。」

生意気だが、私の本音はこれだ。
日本人は気遣いも礼儀も素晴らしいと思う。だからこそ、気を遣ったり緊張したり、「あの人はあのお菓子が好き」「あの人にはこの話はしないようにしよう」
とか、私は無駄に色々考えすぎて疲れてしまうのだ。

また、「日本という島国から飛び出して、田舎の両親のような狭い価値観からも逸脱し、自分の世界観、価値観を広げていきたい。」
という気持ちもある。

では、友達を作るにはどうすれば良いか

私の小さな脳みそで考えた結果、以下3つの案が浮上した。

日本人コミュニティに入る(自分への難易度⭐️)

オランダには日本人は多く、スポーツサークルのようなものもあるらしい。
そこに入れば、きっと日本人の友達が出来る。

習い事をしてみる(自分への難易度⭐️⭐️)

日本人以外とも関わりを求めるならば、何か習い事をすれば、同じ志を目指すもの同士なので、友達になれるかもしれない。

仕事をしてみる(自分への難易度⭐️⭐️⭐️)

仕事をすれば、外国人との同僚とも話せるし、その家族や友達を紹介してもらって、もっと世界が広がっていくかもしれない。

3案の中で、私は習い事を選択した。オランダ語学学校へ通ってみる。
自分に甘えて難易度1に甘えたくはない、でも無理して難易度3でストレスを溜めたくもない。
32歳の私はちょっとだけ勇気を出して、ちょっとだけ努力をしてみることにした。

オランダ語学学校1ヶ月目(渡航2ヶ月目)

ここでは、16人ほどの生徒が居たが、1ヶ月ではあまり仲良し!まで打ち解けることができなかった。週2回の学校と宿題がかなり苦痛だった。
自分としては通学も辛かったし、なんだかノリも合わないな〜と思ってみんなのランチを断ったりもしていた。

それでも通い続けた2ヶ月目(渡航3ヶ月目)

次のクラスには前回のクラスでも一緒だった生徒・新しく一緒になった生徒の両方が居た。人数は12人ほどか。
前回よりも落ち着いていて、なんだか話しやすく感じた。授業も難しくなってきて、たまたま生徒の2人が一緒に勉強しようと誘ってくれた。
1人はアメリカ人、もう1人はインド人。
2人とも50代でそれぞれの家族に子供は居ない。
子供はいらない、夫婦2人で仲良く生きていく、という選択をしていた。
未だに何故私に声をかけてくれたのかわからないが、この日をきっかけに、家族ぐるみでお家にお邪魔したり、みんなでご飯に行ったりするようになった。
私に50代の友人が2人できた。

慣れてきた3ヶ月目(渡航5ヶ月目)

次のクラスまでちょっとだけお休み期間があり、3ヶ月目に突入。
前回のクラスでも一緒だった生徒が大半で安堵。
なかなか早い英語でみんなが会話している中、入り込むことはまず無理であるが、生徒のみんなと打ち解け、友達だと思ってもらえている(はず)。
友達の家で挨拶のハグ、さよならのハグ。もうこれは友達(のはず)。
先週はトルコ人の家でBorek(フェタチーズとほうれん草が入ったパイ)を作ってもらった。
今度はインド人の家でオランダ人の先生も一緒にインドカレーの作り方を学ぶ。

オランダ語については、2月・3月はプライベートレッスンを開始する。
インド人の友達が誘ってくれ、語学学校に連絡し、少人数で月2回のゆるゆるレッスンをアレンジしてくれた。

「出会いとは、自ら出て会いに行くこと」

大学時代のキリスト教の授業で唯一覚えている言葉だ。
本当にこの言葉の通りだと感じる。
守られた日本から飛び出して、そこで生活し、友達まで作るのは、かなりチャレンジングなことだ。
友達を作る、人と出会うには、自ら出て会いに行かないと何も起きない。
正直、英語も下手だし、人間的魅力も無い自分に、仲良くしてくれる友達ができたのは、自ら行動した結果だと思う。

私の記念すべきオランダ語学校初回の様子は動画にまとめている。
オランダ語も下手くそで恥ずかしさしか無いものの、ご興味あればぜひ。


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