見出し画像

息子の事

息子の事を文章にして書くのは久しぶりかと思います。現在28歳知的を伴う自閉症です(今は色んな呼び方があるのかも知れませんが)
産まれ落ちたその日から、まず寝むらない
眠りが浅い浅い赤ちゃんでした。
独身時代保育士をしていた事もあって、しかも
0歳児の担任だった事もあり、赤ちゃん=眠るものと言うイメージが私にはありました。
それ以外はよく食べ、よく遊び視線も合い、ニコニコとしている眠り以外は育てやすい赤ちゃんでした。身体の成長も遅い方ではないので特に心配はしていませんでした。1歳半迄には、まぁまぁ
言葉も出ていましたし(けれど振り返ってみると言葉では表せない小さな違和感は有ったかと思います。)1歳半検診は何か指導が入る事もなく過ごしていましたが、トイレトレーニングが一向に進まず焦っていました。年少から幼稚園に行かせる事が決まった頃の3歳児検診で要観察にはなりましたが団体生活をしていく中で変化も有るかもという保健婦さんのお言葉も有り一度集団に入れてみようと幼稚園入園の運びとなりました。
この幼稚園入園が転機になりました。他のお子さん(今は定型というのでしょうか?)と全く異なる我が息子‥夏前には幼稚園に行かせるのも辛くなり、市が運営している療育園に行きたいなぁと
(私の住んでいる市は保育園と療育を足した様な
1日を通した療育園がありました。)
市役所に相談するのですが空きがなく来春の4月からという事に。3月迄は私も葛藤が有りながら
も居心地の悪い(今思えば私が居心地が悪かっただけで息子は楽しく通っていました)幼稚園生活を送りました。この頃が息子の障がいを認めたり、自分の中に落とし込んだりする事で1番葛藤が有りました。
私が学生時代当時保育士資格を取る上で幼稚園
保育所、その他の多岐に渡る施設の実習がありました。2回生の夏休み、知的障がい児の施設の
実習もありました。若く未熟な私は、その施設に行く前すごく緊張していました。子どもたちは
きっと純心で可愛いだろうなと思っていましたが
先生たちや園の雰囲気、特にお母さま方‥
おこがましくも、どうやって接したら良いか?
真面目に悩み、実習初日を迎えました。
そうして初日に実習に入ってみてその考えが
180度覆りました。大人も子どもも皆笑顔笑顔。
先生方の素晴らしい保育。子どもたちをバスで送っていく時や大きなプールに遊びに行く時接したお母さんたちの我が子へ対する大きな愛情と明るさに驚かされました(何度も書きますが当時の私の未熟さ、色んな先入観に今は恥入っております)又子どもたちの療育園の隣に大人の方の障がい者の方の施設が有り見学させていただいたんですが皆さん一生懸命にそうして楽しそう作業をしていらして、私の方が複雑な紙箱の組み立てが分からず丁寧に教えてもらったり、療育園と作業所合同の夏祭りで作業所に通う方たちのお母様方とのお出会い(その頃は自分の大先輩になる方々とは思いもよらず)2年間で計10ヶ所程色んな機関を実習させて頂きましたが私が1番心に残る素晴らしい実習先が療育園でした。話が息子の事から脱線してしまいましたがそんな療育園に通わせていただく事になった息子。幼稚園時代はできない事ばかりが目につき辛いなぁと思う事もありましたが、療育園の先生方の素晴らしい保育、療育に息子や私たち家族は色んな気づきと沢山の事を経験させていただきました。この療育園との出会いが息子を育てていく上の基盤にもなったと思います。
この先まだまだ色んな苦難や壮絶な事が有りましたが、また次回にでも、、
文章が下手で、長くまとまりのない文章では
ございましたが最後まで読んで下さった
方がいらしたら幸せです。有難うございます
息子は現在28歳、作業所で毎日元気に働いています。障がい者のスポーツ団体 スペシャルオリンピック日本でスケートをしています。
スケート靴を放り出してスケートなんかするわけないと思っていましたがママ友が誘ってくれた日から16年スケート大好きお兄さんになっています。
又少しずつnoto書いて行けたらと思います。
#自閉症 #障がい子育て #障がい者児スポーツ #スペシャルオリンピック #スケート




いいなと思ったら応援しよう!