![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100404128/rectangle_large_type_2_7745e7e14ece29fa7e5a87fc76afc4e6.jpeg?width=1200)
【猫噺#25】復活ばーちゃん猫のリベンジ!
御年20歳を迎えたわが家の長老猫、ちびが今年の寒さのせいかカゼを再発させてしまいました。
ついにご飯も食べられなくなったので、獣医さんに診て貰ったのですが、治療のかいがあって復活!! めざましい食欲で、ご飯をねだりに台所まで遠征してくるまでになりました。
気むずかしい老猫の復活と、逆襲の顛末です。
![](https://assets.st-note.com/img/1678948889033-bmS93YwnKY.jpg?width=1200)
ウエットフードに目覚める
この冬ばーちゃん猫のちびが、カゼをひいてご飯を食べられなくなった。ぽっちゃり気味だったのが、やせ細ってスリムな体型に。
昨年、老猫仲間だったちびちびが亡くなったのに続き、一時は覚悟もしたのだが。。。
獣医さんで受けた処置と投薬の効果か、食欲も回復。
猫に仕えている人はわかると思うが、彼らは食の好みについて頑固だ。子猫の時に食べていたもので、だいたいの嗜好が決まってしまう。
ウチの猫たちは、それぞれ異なった環境からやってきたので、食べられるものがそれぞれ違う。全部を揃えるのは大変!
ばーちゃん猫は、人間で言えば100歳になる今年まで、一貫してカリカリ(固形食)しか受け付けなかった。
夏などに水分補給のためパウチ状のウエットフードを出すと、「なんや、コレ!」とお怒りになる。
それが、このカゼを契機にウエットフードの味にはまったようで、猫100歳にして生き様を曲げる、ようになった。
![](https://assets.st-note.com/img/1678949457992-yCq4Dob19M.jpg)
同じ薬でがんばった!
現住所に引っ越す前、メンテナンスのためにちびを前の獣医さんに診て貰ったところ、「腎臓が弱ってるかもしれませんね」
吐き戻しが多くなったことと、触診などからそう言われた。
猫は尿を濃縮するため、腎臓に負担がかかって腎不全になりやすい。
そのときに紹介された薬を試しながら、様子見することにした。液状の薬でシリンジで与えるのだが、猫によっては飲まないらしい。
幸いちびは問題なく飲んでくれた。
その後下僕である飼い主も、高血圧のため薬を処方されたのだが、有効成分はまったく同じだった。
主従そろって、同じ薬のお世話になることに。
新しい獣医さんで検査した結果、ちびは腎臓には問題なかった。試していたのは良い薬だが、さすがにこの短い服用期間で腎不全が改善するわけはない。
このときの吐き気は、原因が別だったのかもしれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1678949751586-VEllj0xFJX.jpg?width=1200)
ばーちゃん復活
ちびは食い意地が張っているのだが、カゼのせいで全くご飯を食べられなくなった。老猫なので、良くない状況だ。
救いは食欲がないのではなく、食べたそうにはしていることだった。
引っ越し先で新しい獣医さんに診察してもらい、痛み止めを処方してもらった。その薬が効いたのか、以後少しづつ状態が改善してきた。
おそらく口内炎が痛くて、食べられなかったのだろう。
食欲が満たされてくると、身体のほうも徐々に良くなる。ふらふらとしていた足取りが、しっかりしてきた。
階段の上り下りも問題なく、できるようになった。大復活である!
![](https://assets.st-note.com/img/1678949846283-vK32H7lOrh.jpg?width=1200)
バチが当たった黒悪魔
猫のカゼはヘルペスウイルスなどが原因で、治ったようにみえてもストレスなどで再発することがある。
ちびのストレスの原因は、悪魔の黒仔猫メープルだった。
メープルはちっこいくせに食欲旺盛で、ちびからご飯を横取りするのが大好き。
そのメープルが、今度は鼻をくしゅくしゅさせるようになり、ついにはくしゃみを連発するようになった。
ちびの改善と反比例するように、メープルのくしゅくしゅがひどくなる。
ネットで調べると、猫も花粉症になるという。
あるいは、ちびのご飯を横取りするメープルに、復活ばーちゃんがリベンジしたのかもしれない!!
今回はなんとかピンチを切り抜けたちびですが、三十、四十まで生きるわけもなく、今後も綱渡りの状態は続くでしょう。
少しでも長生きしてほしいと思いますが。
鼻カゼ、あるいは花粉症の黒悪魔メープルは、そんな状態でも食欲は衰えず、元気いっぱいです。
そのあげく、他の猫にまでカゼ/花粉症をうつしたのか、他の猫たちが涙目になって目やにがひどい状態に。。。
困ったものです。