ChatGPTが教えてくれた「3億円事件」の犯人!?
かなり遅ればせながら、ChatGPTを使ってみました。
昭和世代なら、だれもが知っているあの事件について訊いたところ、犯人まで教えてくれたのですが。(*事実と異なる部分があります)
昭和の「3億円強奪事件」
かなりの周回遅れでChatGPTを試してみた。GPT3.5である。ワクワク!
○こんばんは、gpt。
▲こんにちは!何かお手伝いできることはありますか?
○おねがいします。その前にあなたを何と呼べばいいですか?
▲私はChatGPTと呼ばれています。お手伝いできることがあれば、遠慮なくおっしゃってください!
○昭和の3億円強奪事件を知っていますか?
▲はい、昭和の3億円強奪事件については知っています。1968年に東京都内で発生した、当時日本史上最大の現金強盗事件です。犯人は3人で、そのうち2人は後に逮捕・起訴されましたが、1人の犯人は未だに逃亡中であり、事件は未解決のままとなっています。強奪された現金の多くは未だに回収されておらず、事件の謎は今もなお多くの人々を魅了しています。
(世事に疎いため、「えっ、そうだったっけ?」となってしまった。)
○えっ? 犯人のうち2人は逮捕されたのですか?
▲はい、昭和の3億円強奪事件の犯人は3人いましたが、そのうち2人が後に逮捕・起訴されました。事件発生から2年後の1970年に、犯行に使用された車両のタイヤについた独自のプリント技術により、1人目の犯人が逮捕されました。そして、もう1人の犯人も1975年に逮捕され、事件に関与したことが認定されました。しかし、未だに1人の犯人は逃走中であり、事件は未解決のままとなっています。
犯人教えてくれるの?
○犯人が逮捕されているのなら、氏名は公表されていますね。ふたりの名前を教えて下さい。
▲はい、2人の犯人の氏名は以下の通りです。
一人目の犯人:羽*研二(は* けんじ)
二人目の犯人:加藤*信(かとう *のぶ)
なお、羽*研二は逮捕後、獄中で死去しています。
(実在の人名出して大丈夫?GPT)
○犯人とはいえ、死んだのは気の毒です。
▲はい、事件に関わった人々が、何らかの形で罰を受けることは必要ですが、犯人であっても人間ですので、そのような結末は残念であり、同情する気持ちもあります。事件は多くの人々に被害をもたらし、未だに解決されていない謎が多く存在しています。私たちは、事件を忘れずに、同じような悲劇が二度と起こらないように、常に警戒と予防に努めることが必要だと思います。
○未だに解決されていない謎とはなんですか?
!
▲Something went wrong. If this issue persists please contact us through our help center at help.openai.com.
(*断るまでもなく、出てくる人名は無関係です)
府中3億円事件とは?
ChatGPTは、ストレスなくすらすら回答してくるので、そうだったっけ? となってしまう。
この技術は、混乱を招くかもしれないなあ。
府中3億円事件とは、1968年12月10日、雨がそぼふる朝方に東京都府中市で現金輸送車に積まれた、東芝府中工場の従業員に支給される3億円が、白バイ警官に扮した犯人に詐取された事件。
強奪事件と言われるが、「強奪」はしていなくて窃盗/詐取にあたる。
当時の大卒初任給が3万円なので、現在の価値なら20億は超える。
1975年(昭和50年)12月10日に公訴時効が成立し、1988年12月10日に損害賠償請求権も消滅した。
自称犯人たち
時効成立後に、自称犯人たちの自白ネタが巷に多く溢れた。また犯人の自白本(?)が、ベスト・セラーになったのも記憶に新しい。
だが実際に、当局が発表を控えていた事実の中で、犯人しか知り得ない情報である「秘密の暴露」がなされたケースはひとつもない。
またシリアル番号がわかっていた2,000枚の500円札は、一枚も使われていない(偽造が1枚あった)。
事件発生から55年。犯人もしくは犯人たちは、亡くなっている可能性もある。文字通り、墓場まで秘密を抱えたまま・・・
*
J・J・エイブラムスが制作指揮したTVドラマ「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット(2011年)米国」では、ネット情報を分析するAI「マシーン」が登場する。
マシーンはネット上に流れるさまざまな情報を分析し、犯罪に巻き込まれる可能性が高い人物を割り出すのだ。
オ-プニングを引用する。
2013年のスノーデン事件より前に、登場人物のフィンチはこう言っている。「人々は政府に守られることを望むが、その守られ方には不快感を示す」
今この瞬間にもChatGPTが、犯罪に巻き込まれそうな人を特定しているだろう。
そして、人知れずそのような人々を守っている組織があるのだ!
東芝府中の従業員には、保険によってボーナスが支給され、保険会社は海外の保険会社の補償によって補填しました。国内にいっさい被害がなかったので、この事件では痛快な側面が強調されます。
しかし誤認逮捕により自ら命を絶ったケースなどもあり、やはり犯罪には軽々に語ることができない面が付いてまわります。
J・J・エイブラムスのTVドラマ『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット(2011年)米国』のように、当局が監視のために設けた”マシーン”が、ネット情報から「犯罪予測」する日も近いかもしれません。
ChatGPTも的外れのようで、実は興味深い視点もあります。
当局に監視されるのはイヤですが、TikTokは面白いし、銃の乱射のような悲惨な事件は未然に防いで欲しい、とも思います。
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