サンフランシスコでのひとり生活
サンフランシスコでの2ヶ月ひとり生活は
自分の中の大きな転換期だった
これは当時まで自分を覆っていた殻が破られた期間
みんなが自分自身を理解して
好きな人と好きな場所で仕事や時間を過ごす
それが当たり前の街
印象に残っているのは
平日の昼間にパン屋のテラスで
コーヒーとパソコンを広げている人々
決して仕事をサボっているのではない
やるときはやるけど自分ですべてマネジメントする
わたしにはそれがとても魅力的に映った
「その服かわいいね」
カフェで注文しようとレジに並んでいたら
隣にいた女子学生に恥ずかしそうに声を掛けられた
頭が良さそうで、それでいて心が柔らかい人
そんな印象だった
このひとことでその日中幸せだった
服を褒められたことではなく
照れながらも声を掛けてくれたこと
いつもの友達のように接してくれたこと
受け入れられるっていうのが
どれほど嬉しいことなのかが分かった気がした
今のご時世、人との対面での出会いはなかなか難しいけれど
一瞬一瞬を大切に過ごしていこうと思う
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