役 行 者 の こ と
役行者の基本情報
姓:役公(えだちノきみ)
名:小角(おづぬ)
生年:634年(舒明天皇6年)8月10日
出生地:奈良県御所市茅原(吉祥草寺)
父:高加茂朝臣(加茂役君)
母:渡都岐比売(白専女、刀自女)
母の背景
母(渡都岐比売)は第25代武烈天皇の時代に大臣物部真鳥の娘
物部真鳥は6世紀初期、大伴金村により攻め滅ぼされた
役行者の修行と業績
633年(舒明天皇5年):母が熊野に参詣し、夢で受胎
636年(舒明天皇7年):3歳で天性聡敏とされる
640年(舒明天皇11年):7歳で仏教に志し、9歳で出家
645年(皇極天皇4年):孔雀明王の呪を体得
646年(大化2年):13歳で葛城山に登り、修行を開始
物部とのつながり
母が物部真鳥の娘であり、物部家との関係が深い
物部真鳥は大臣であったが、役行者の母が物部家から流された背景が影響
後の業績と修行
650年(白雉元年):修行に励み、霊山で修行
653年(白雉4年):大海人皇子に味方し、壬申の乱で活躍
681年(白鳳9年):室生寺を開創
690年(持統天皇4年):熊野岳に登り、金峯山修験本宗を設立
最晩年の流刑と死
699年(文武天皇3年):讒言で伊豆の大島へ流された
その後、金剛蔵王権現の教えを受け、修行を続けた
このまとめでは、役行者の生涯とその中での物部との関係について焦点を当てました。