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花束みたいな恋をした

ネタバレ注意です!

私は普段映画を見ないのですが、予告を見て見に行きました。見に行く前、彼に「あの映画って、なんとなく私達みたいな気がする。」と言ったら彼が頷いていた・・・(笑) ザ・漫画!みたいな恋愛じゃなくて、これがリアルだなと思う恋愛でした。シチュエーションとかは別として。

絹ちゃんと麦くん。名前が可愛い。キヌムギ。

青春を象徴する、片方ずつイヤフォン。あれを冒頭から結び付ける感じが好きでした。自称音楽好きが音楽を語ってる時、隣の席であれこれ思ってクスッと笑いながら話を聞いているプロフェッショナルもいるんだろうなとも思いました。

クロノスタシスって知ってる?知らないと君が言う時計の針が止まって見える現象のことだよ ・・・

終電を逃した後のカラオケで歌うクロノスタシス。あと、麦くんスチャダラパーのTシャツ着てる。多くのカルチャーが出てきてとても面白い。

そして、学生から社会人になるまで、なった後、環境も考え方も、人も変わることがある。私は好きなことを仕事にしたいタイプだったから麦くん派。でも、麦くんよりは早めに現実と向き合いながら就活してた派。私の彼はマイペースでゆっくりと遅れて就活を始めた派。

私も絹ちゃんと同じく圧迫面接も受けたし、苦手なディスカッション、集団面接、人前でのプレゼン、経験経験!と思っていたけど、本当に辛かったな。

私は好きなことを仕事にしたけど、平日帰っても休みの日もそればっかりで、彼と出かけてもすぐ帰りたいって言って、GWに彼の実家に行った時も作業をしていました。本当最低でした・・・。仕事とプライベートを分けられなくなっていて、その時は自覚はなかったけど、仕事をしていく中で麦くんのように変わってしまっていたんだなと思います。

彼とは5年が経ちますが、色んな壁を一緒に乗り越えてきて、私は仕事を変え、余裕もできて、彼のことを少しでも理解ができるようになったと思っています。今も変わらず仲良くやっていますが、絹ちゃんと麦くんの選択も間違っていないなと思いました。少なからず私は彼に感謝しています。キヌムギもきっとそう。


私もベランダが広いお家に住みたいな。

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