ごはん戦争
その時間はやってくる
だいたい12時半〜14の間
ピークは13時
第一、席獲得戦争
広さは学校の教室より少し広いくらい
6人掛けが10と4人掛けが6
この計算でだいたい84人が最大座れるわけだ。
しかし、ごはんを食べるという行為で知らない人の隣に座るというのはできたら避けたい
4人掛けのテーブルはだいたい1人が座り、6人掛けのテーブルは最大3人
そう。
一個飛ばしで座るからだ。
空いてる時はいい。
が、ピークの13時台は4人掛けに相席をしていく。
ぎゅうぎゅうな6人掛けよりもまだスペースのある4人掛けを選ぶのは得策なのだ。
もう一つ問題がある。
席を取っておくパターン。
ないし、仲間がやってくるパターン。
それが隣や前になった時の気まずさと憂鬱さ。
1時間の休憩という短くも心休まる大切な時間はできたらひっそりとしていたい。
そのためできるだけ1人でいつもごはんを食べている人を見極める。
それは月日が経てば経験でわかるようになる。
第二、レンチン ポットのお湯争奪戦
まず、レンチン。
レンジでチン。
たった1台の電子レンジ。
お弁当組はだいたい使う。
使ってもせいぜい1〜2分だが、これも大切な1時間に含まれている。
席を探す前にレンチンを選択する人もいる。
効率がいい。
たまにコンビニ弁当をレンチンする人がいる。
時間が長い。
コンビニのものとは違ってワット数がちがうから長い時間しなくてはならないのだ。
まぁレンチンでのゴタゴタはこれでも少ない。
問題はポットのお湯。
家庭用サイズのポット。
13時台のお湯はだいたい少ないかない。
お湯がない場合は同じ階の事務所まで汲みに行かなければならない。
5分は余裕でかかる。
避けたい。
ので、お湯を使用するものはほとんど持っていかない。
しかし、お味噌汁が飲みたい時がある。
冬はコーンスープ。
お湯が欲しい。
お湯の残りを見る。
メモリの下から1と2の間にお湯の線ががある。
いける。
入れる。
メモリが1を切る。
次もいけるだろう。
次の人くる。
見る。(メモリ)
持ってるのはでかいカップラーメン。
いけない。
顔が怒ってる。
蓋を開けてお湯再確認。
いけない。
むっちゃ怒ってる。
バシーン‼︎
蓋閉める。
コンセント抜く。
扉に向かう。
怒ってる。
………ごめんなさい。
こんなことになるのだ。
私が悪いよ。
自分のことしか考えていなかったから。
ごめんなさい。
怒りと罪悪感を感じる休憩。
たった1時間なのに。
どっちの立場もタイムロスになるのだ。
ただ、嬉しいことに最近これが緩和された。
ポットが2つになったのだ。
みな平和になる。
ポットのお湯争奪戦は終息を迎えることになるだろう。
第三、マナー違反
これは厄介である。
何せ、人それぞれであり、人の大切な休憩時間であるからだ。
私には私の時間、その人にはその人の時間がある。
その時間、どんな風に使おうが何も言えないし言われたくない。
さてしかし、みんなが心地よく使うために少しでも考えることは必要なのではないだろうか。
ごはんが食べるところで靴を脱いで向かいの椅子に足を乗せる行為。
2つしかないウェットティッシュを1つ確保してしまう行為。
椅子を引く時の騒音。
納豆。
みんなの休憩室なのだ。
みんながごはんを食べるのだ。
楽しく、ゆっくり、平和に。
そう。
戦争とは自分のことしか考えていないのだ。
人を思いやる気持ち、それが平和への第一歩。
簡単で難しい一歩。
誰が隣に来ても、前に来ても笑顔でいよう。
座りやすい環境を作ろう。
電子レンジ、順番守ろう。
時間に気を配ろう。
お湯はあるかな?
少なかったら汲みに行こう。
自分の1時間は人の1時間でもある。
さぁ、みんなで平和を作り出そう…。