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義母からの贈り物

昨年末に亡くなった義母の花壇に、毎日水をやり続けています。

昨年夏にコロナに感染で入院し、退院してきた際に、

「もうこんなことはするもんじゃないね。」

と言っていました。周りに世話をかけてしまうからです。

でも、また植えたよね。笑。

それくらい、本当に花が大好きな人でした。

私はと言うと、花は好きだけど育てるまでには至らず無知で、娘の朝顔も義母に手伝ってもらいながら育てたものでした。

なので、私にはせいぜい水をやることしか脳がなく、それ以上に世話をする時間も作れずにいます。


ただただ水をやる…

雪でダメになった花もありますが、処分する気にもなれずそのまま。

またここから新しいの生えてこないかな。なんて思いながらそれにも水をやる…


今日はとても暖かく、小春日和でした。

ふと、

『チューリップの季節だな…』

と思いました。

毎年義母が、娘に喜ぶようにと、また逆に義母がとても嬉しそうに、咲いたチューリップを娘に見せていました。

でも、チューリップって確か今頃植えても遅いんだよな…

寂しいな…


いつものように花壇に水やりです。

暖かくなってきて、草が目につくようになりました。前から気になり出してはいたのですが…

今のうちから抜いとかないと、大変なことになるよな…


『!!?』


『チューリップ!!?』


なんとなんと、チューリップの芽が顔を出しているではないですか!!!


義母がまだ元気だった頃に植えておいてくれたのです。


「お義母さ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」


そのまま泣きながら草取りをしたのは言うまでもありません。

馬鹿の一つ覚えみたいだったけど、水をやり続けててよかった!!

本当に、本当に天国からの贈り物かと思った程です。すごくすごく嬉しかった。


お義母さん、ありがとう!!!

草取りがんばる!!家族みんなで!笑。

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