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社会と再接続に向かう自分へ、忘れないでほしいこと

気づけば半年、、、
社会と再接続して日々の慌ただしさで
「また」大切なことを見失わないように
ちょっと先の自分へ
今の自分が思う忘れないでほしいことを書いてみます。


キャリアブレイクのはじまり

何の計画や準備もなしに今年の1月に前の会社を辞めました。
はじまってすぐは、心身ともに疲弊していて
考える余裕も欲も何にもなかったです。

働いているときは
仕事量や周りから言われる言葉たちに
自分にも周りにも大丈夫なフリをしながら
本当は日に日に自分自身が削られていく感覚があって
でも、毎日の生活を守るため、生きるためにとりあえず出社する。

「大丈夫、私ならまだやれる」
「これぐらいどうってことない」
「みんなこんな風に働いて生きてる」

そう言葉をかけ続けて。
痛みに慣れることなんてないのに。

「休みの日は何してるん?」
「趣味は?」

そんなことを聞かれても本当は何も思い浮かばへんけど
でも、面倒にはなりたくないから
ありきたりな回答でその場をかわして。

いつの間にか自分のことがわからんくなっていって
何がすきで、何をすれば楽しくて、何がしたかったのか、、、

2年前、適応障害になって休職して
もう一度働くことにしたとき
こんな未来を送りたいわけじゃなかった。

丁寧な暮らしを送りたいとかじゃなくて
ただ人間らしく、日々の小さな幸せに気づけて大事にできる
そんな日常を取り戻したかった。

『このまま一生、消化試合みたいな人生送るつもり?』
リアルアラサーには、すっごい響いたセリフ。

あ、逃げないと

このまま自分のことが嫌いになる前に
この毎日が当たり前だとマヒしてしまう前に
自分で自分をもう一度守らないと

前置きが長くなりましたが
そうやって私のキャリアブレイクははじまりました。

振り返り

わたしがキャリアブレイク中にやってきたこと!

とにかく休むこと

初めは家族や友人と距離を置いて
テレビもスマホもパソコンも極力見ず
社会と意識的に離れてひとりになりました。

決まった時間に起きて寝る生活から
気がすむまでひたすら寝て起きてを繰り返したり
朝起きてそのときの気分で今日は何しようって考えたり
目的を決めず散歩をしてみたり
自然の中でただただぼーっと過ごしてみたり
「何もしない」をする
とにかく休むモードに切り替えようといろいろと。
ひとりやったけど
したくてしているからか寂しさとか孤独感とかは全然なかったです。

自分の「すき」や「ポジティブな感情」を取り戻すこと

徐々に疲れがとれると欲がでてくるようになって
思いついたことを手当たり次第やっていきました。

自炊をする/模様替えをする/花を買う/朔日餅を買う/本を読む/
映画を見る/筋トレをする/お墓参りに行く/京都に行く/韓国語を勉強する
モネ展に行く/お笑いを見に行く/神崎恵さんに会う
コミュニティイベントに参加する/ひとり旅に行くなどなど、、、

本当に些細なことばっかりやったけど
働いていたときはしたいと思いもしなかったり
思っていてもしてこなかったことで
自分にはとても価値のある時間でした。

やってみることで感じるポジティブな感情や
ひとつひとつ自分を取り戻していく感覚が何よりうれしかった。

自分を知ること

それと並行して
自分との対話の時間をたくさんとりました。

モーニングページをしてみたり
問いに対してノートに書き出してみたり
とにかく今の感情に意識して
心が動いた瞬間や思いついたことはその都度記録していきました。

それとカウンセリングにも行きました。
カウンセリングを通して
自分とのバランスのいい付き合い方を考えれたことは
よかったことのひとつ。
受容すること休む練習が必要だと知れました。

書き出すこと、家族や友人以外の人と話すことで
新しい気づきやったり
元々あった思いを思い出したり
自己理解が深まった気がします。

変化したこと

今までは
「ある」ものではなく、「ない」もの
「できた」ことより、「できていないこと」にばかり目を向けていたこと。

誰かに言われたわけでもないのに
私が私に一番「むしょく」であることや「年齢」に
後ろめたさを感じているということに気づきました。

それでも、同じ状況の人と出会って話したり
今までとは違って、どれだけ今がピンチやったとしても
焦らずにとことん今の気持ちを優先して正直に過ごすことで
良い方向に繋がっていたように思います。

それと「〜であるべき」「いつでも完璧を目指さないと」
って思うことも少なくなりました。

今までは固定概念に縛られて
会社員だから、いい大人だからと
何かと理由をつけて自分で自分に呪いをかけて視野を狭くしていたけど
いろんな人と出会うことで、いろんな価値観・生き方・働き方を知って
本来の精神的な自由を思い出して世界が広くなった気がします。

そして何よりも「これがすき」「これをやりたい」と
「すき」を取り戻していくことで「ある」ものが見えるようになった。

自分を喜ばせる方法もしんどいときの対処法も今はもっている。
だから、また社会と繋がっても大丈夫
なんとかなると少しは思える今があります。

今は、仕事を通してしか得られないものをもう一度味わいたい
という感情も芽生えはじめたけど
とはいえ
「まだ働きたくない」と「社会と繋がりたい」
のどちらの気持ちもあります。

忘れないでほしいこと

・仕事に追われるだけの毎日にならないこと、休むことも仕事のうち
・生きるための時間以外のすきを楽しむこと
・自分で自分に呪いをかけないこと
・自分だけで抱え込まず人にもたまには頼ること

大金を稼ぐよりも、心身ともに健康で
きれいなものを綺麗だと思えたり
大切な人たちとの何気ない会話
何かにわくわくできたり
何かをすきだと思える余裕があることが
今のわたしの大切にしたい価値観。

自分が健康で幸せじゃないと
大切な人を守れないし周りのためには動けない。



考え続けた向き合い続けた時間でした。

あの時始めていたら、、、こうしていれば、、、
って振り返るとタラレバと思うこともあったけど
そのときの自分は始めようとしなかったし
そのときの自分の最善を選んでだけで
もしそっちを選んでいたって今より幸せになれたなんてわからない
ただ、今始めたいとまた思えたから今が再スタート時点。

全然計画通りじゃないメンタルでも無理に進めなかった
だからこそ見つけた指針をもって
思うようにはいかないものと前提にして
どんな自分も受容して、ゆっくり自分のペースで
そして
本当の自分をいつでも忘れないでいてください。







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