妊娠糖尿病の既往がありながら2年後の妊娠で糖負荷試験に引っ掛からなかった理由?
高齢出産・双子出産、前回の妊娠で妊娠糖尿病になったハイリスク出産を控えるアラフォー妊婦です。
今回の糖負荷試験はなんと奇跡的に正常でした。
数値は前回の記事に記載しています。
前回引っかかって、確かに出産後は正常に戻っていたけど、それでも2年経った今回の方がはるかにリスクは高い。
なのになぜ今回引っかからなかったのか。
これを考えると、もしかしたら前回も今回のようにしていれば引っかかっていなかったのかもしれない。
結論から言うと、前回と今回の妊娠期間で、糖負荷試験までに明らかに違ったことが2つ。
それは食事と運動。
まず、食事。
第一子を出産後から、ヘモグロビンA1cがやや高めになってきていたこともあり、第二子(前回の子)妊娠の時には結構気にして糖質制限をしていました。
お菓子も元々好きで、三度の飯よりスイーツ♡的な良くない食生活をしていました。
それに加えて、少食。偏食(野菜・魚好き、お肉・主食に抵抗あり)。
妊娠してからは毎回ひどい悪阻に悩まされ、ほとんど食べられない。
いわば、ベースが糖多めの体だったところから妊娠後、さらに何の栄養素も入らない食生活をしていたのです。口にしていたのはほぼ氷とか・・・
それでも悪阻が治ってきた20週くらいからは徐々に食べてはいましたが、今度は悪阻のせいで糖代謝が悪くなっていると思い、厳しい糖質制限をしていたのです。
前回の糖負荷試験は27週くらいだった気がします(違うかも?)
その頃には糖尿病=糖質制限という間違った知識でいっぱいになっていました。
典型的すぎる。
そして真面目、ストイックすぎるゆえ、少量のお菓子は許せるのに、主食は許せないという・・・なんとも歪んだ理解と思考になっていました。
もう、ここでお分かりかと思いますが、糖代謝はそもそも糖が入ってこないと働きません。
糖を摂りすぎるのはもちろん良くない。
だけど、糖を摂らなければ糖を分解できない体になる。
そして、糖負荷試験とは、ものすごく簡単にいうと、糖をうまく分解できているかをみる検査。
だから、糖を絶ってしまうと、糖代謝ができない。
結果、糖負荷試験で良い結果が出ないのです。(元々糖尿病になる可能性が高い体であった場合は一概ではないと思いますが)
私は前回の糖負荷試験で限りなく糖質制限をしてしまっていた。
ヘモグロビンA1cを下げるには糖質制限はダイレクトに数値に反映されるという、目に見えて分かる方法。
だけど、耐糖能という話ではそんなことをしていればどんどん糖を分解できない体になり、ますます糖尿病が進んでしまう。
最終的には何を食べても、糖質でなくても、血糖が大幅に上がる、常に血糖が高い、そんな状態になってしまう。
専門家でも医者でもないので、耐糖能や糖尿病について書くのはここまでにします。間違った知識もあるかと思いますが、前回の糖負荷試験後、たくさん情報収集して私が理解したのはここまで書いたことです。
それを踏まえて、今回はどうしたか。
もちろん、糖負荷試験までの間、ご飯を控えることなど一切しませんでした。
今回も悪阻はひどく、12週くらいまではまともに食べられませんでした。
でもその後はしっかり3食、少ないながらも白ご飯や麦ご飯を意識して食べるようにしていました。
その分、お菓子の摂取は減ったのか?
そこは正直減っていません。
小さな子供がいるとどうしても家にお菓子やフルーツを置かないという選択ができず・・・
食べなければいいけど、やっぱりあると食べてしまう。
みんなに分け与える立場としてもどうしても避けられない。
そして元々大のお菓子・スイーツ好き。
やめられませんでした・・・
ただ、おやつの時間と称して、お菓子を食べるときは初めに野菜を少しつまんでから食べるとか、水分を取ってから食べるとか、空腹時にいきなり口に入れることのないようには気をつけました。
一番大きかったのは、「炭水化物を制限しない」ことだったと思います。
糖負荷試験に引っ掛からないか心配だから、とご飯を減らそうと思っている人がいたら・・・
それはより悪影響だというのが私の経験から考えることです。
もちろん、それが妊婦さん全員に言えることではなく、元々の体質とか既往歴とか食生活とか、色々関係してきます。
ただ、少なくとも、今まで普通に生きてきた人で、自分は甘党だから、最近食べる量が増えているから、と、妊娠してから焦って糖質制限するのは良くないのではないかな、と思うのです。
食事の方が原因が大きいと思うのですが、運動の面でも前回と今回で変化はあったので次回それについて綴ります。