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BUMP OF CHICKENが好きすぎて、共感し合わなくてもいい

自己紹介をするとき、自分の趣味を話すことが少し気恥ずかしい。仕事での一面とプライベートの趣味はギャップがある可能性がある。だから、どこまで自分の趣味をさらけ出すかは、少し考えてしまう。

その中でも、音楽の趣味については少しこじらせてしまっている感がある。

私が常に聞く音楽は、BUMP OF CHICKENだ。高校2年生のときにドはまりして以来、私の音楽はBUMPを軸にまわっている。

新卒のころ、家に帰ってふと目を閉じて開けたら朝、なんてことが毎日だったので、アラームの曲を「GO」にしていた。

とても素晴らしい日になるよ 怖がりながらも選んだ未来 
君の行きたい場所を目指す 太陽は今日のためにあった

この歌詞を聞いては、「BUMPがそう言うから、信じて起きよう」なんて言い聞かせて毎朝目覚めていた。


「BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER」で演奏された「記念撮影は、ライブのモニターに映し出されたカップヌードルのCM「HUNGRY DAYS 」でONE PIECEとのコラボ映像だったこともあり、好きな曲のひとつ。

ねぇ きっと
迷子のままでも大丈夫 僕らはどこへでもいけると思う
君は知っていた 僕も気づいていた 終わる魔法の中にいたこと


最近の「Flare」では、泣かされた。

昨夜 全然眠れないまま 耐えた事
かけらも覚えていないような顔で歩く
ショーウィンドウに映る よく知った顔を
一人にしないように 並んで歩く


朝ドラ「おかえりモネ」がとてつもなく好きだったのだけれど、主題歌である「なないろ」の歌詞がとくに好きだ。

思い出すと寂しいけど 思い出せないと寂しい事
忘れない事しか出来ない 夜を越えて 続く僕の旅
涙の砂 散らばる銀河の中 疲れた靴でどこまでだっていける
躓いて転んだ時は 教えるよ
起き方を知っている事


BUMPの好きなところといえば、この歌詞だ。あの時味わった、人と共有したくない・共有しにくい感情を音楽にしてくれていることだと思う。もし、誰か目の前にいたとしても、この感情は口に出しにくい。でも、じわっと自分を傷つけるもの。じわっとだから、傷ついていないフリができる。大人だからね。でも、じわっと傷ついて、だんだん苦しい。

自分では口にできないけれど、音楽にのせて、歌詞になったら、口に出せる。こうやって、私は、BUMPの音楽に少しの本音を混ぜて、体の外に吐き出してきた、のかもしれない。

その本音が私にとっては苦い思い出や悔しい出来事で、あまり人に知られたくない思いのことが多いので、「この曲いいよね!」と面と向かって誰かと共有するのが、とてつもなく恥ずかしい。もちろん、みんなそういう似た思い出もあるでしょうけど、あえて踏み込まれたくない・踏み込みたくない。なので、私にとってBUMP OF CIKENは無くてはならない音楽ではあるけれど、あまり誰かと「どこがいいか?」については、深く共有しなくてもいいものになった。

ただ、BUMP好きだと分かった時点で、言葉なくとも勝手に私の中では同志認定している。深く共有しなくても、BUMP好きってことだけは知れるなら知りたい、というめんどくさい感情を持ち合わせてしまっている。

とにもかくにも、BUMP OF CHICKENがすんごい好きだ。

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