暴走特急も背中を押されたい
子どものころから、占いが好きなほうだ。
その日の運勢というよりは、私の性格や本質についての占いが好きだ。人と違うことやよくやってしまう失敗を、「性質」のせいにして少し和らげたいのだと思う。「AB型だから、これは、私自身のせいではない。血液型のせいだ」てな感じで。根本的な解決にならないけれど、思い詰めやすい性格なので、こうやって自分に向かう矢印をそらしたいのだろう。
私はAB型だと誰かに言うと、だいたいの人は「あぁ～」とか「ぽいねぇ」と返してくる。心の中で、（（何がじゃ。どういう意味だよ？？？？））とケンカを売っている、いや、買っている。
その反面、AB型というだけで「非凡な人」というキャラクターを上乗せしてもらえるのは、少し優越感がある。我ながら、なかなかの天邪鬼だ。
星座でいうと山羊座だけれど、山羊座といえばだいたいの１２星座占いで「真面目」と書いてある。別に言われて嫌でもない。ただ、しいたけ.占いによって、山羊座は「暴走特急」だと書かれている。かなり、納得してしまっている。
アメブロでこんな記事を書いていらっしゃった。
山羊座の人生は「大ハズレか大当たりのどっちか」があることが多いです。
めちゃめちゃ分かる、、、！里芋を贈ったことはないけれど、いつかやってしまいそうなほど、その思考にうなずいてしまう自分がいる、、、怖すぎる。実は、もう、やってしまっているのかもしれない、、、。
加えて不思議なのは、他の山羊座のみなさんも同じ心境になるらしい。山羊座、みんな、一緒。人類がたった12種類に分けられるはずがない、と星座占いはあまり気にしていなかったが、しいたけ.占いだけは、別格だ。
もう、心の支えにしている。きっと、全山羊座が思っているはずだ。
・・・
そして、毎年楽しみにしている次年の占い、2023年上半期占いが発表された。今回の山羊座の内容は、お守りにしようと、スクショをとった。
実は、他の有名な占いによると私の2023年は最悪な年になるので、大きな決断はしないほうが良い、と書かれていた。そこそこの内容であれば気にしないのだけれど、「最悪」と言われると尻込みしていて、大人しく過ごそうかな、、、と思っていた。
ただ、私の心の中ではふつふつと変化が起き始めていた。
これまでのしいたけ.占いによると、山羊座は「０か100」の思考を持っているらしく、心当たりしかない。大学3年生の夏、憧れていた設計事務所でのオープンデスクを終えた私は毎月のようにその事務所のオープンハウスに、新幹線に乗って自主的に通っていた。お金もないのに、毎回行った。行かない選択肢なんて無く、迷いもしなかった。今思うと、あの熱量、おかしい笑。その甲斐もあってか(?)、大学卒業後はその事務所に就職できた。
そういう衝動にぐん！と突き動かされてしまうのは、良いときもあれば失敗したこともある。そして、失敗したときにはとんでもなく落ち込む。
なので、ふつふつと起き始めた久々の変化に、私自身がビビってしまっていた。できれば失敗したくない、落ち込みたくない、また這い上がれるか自信がない。だけれども、この自分の変化に応えたい、信じたい。
そう思っているときに、しいたけ.さんに背中を押してもらった。
2023年は、己がつくろうとしている未来に妥協をしちゃいけないから。
加えて最終手段の恩師にも相談して、「自分の心に、正直に生きるように」と背中を押していただいた。
胸に刻んでいるけれど、来る最悪な年の私へのエールとして、ここに書く。
失敗するだろう、落ち込むだろう。
だけど、変えようと思った今の自分を、私が信じる・尊重する・見捨てない。そして、この変化をたのしもう。