20代でやっておきたいこと①

#20代でやっておきたいこと

大きなクラブに行く。

初体験だった。1番盛り上がるのは23時からだ、と案内役の友人(男)が言うので、その頃を目がけてみたけれど、金曜日の夜なのに、一緒に行った友人ががっかりするくらい、そこは閑散としていた(2年前はこんなんじゃなかったと)。

煌びやかな世界の24時、平均年齢の高いスーツを着た男性たち。歩くたび、値踏みされているように感じた。まわりは男女男女の組み合わせがいくつかできていて、たくさんの男性が余っていた。隣に男性がいるわたしは「お手つき」状態なのか、値踏みされても話しかけられることはもちろんなかった。
わたしはお酒が強く、まったく酔っていなかったので、余裕があり、諸々の状況を観察することを楽しんでいた。

友人とはぐれたとき、1人の勇気ある男性が話しかけてきた。やっぱりそういう仕組みなのかしらと思いながら、めんどくさく相手をしていた(身を守るために感じ良くあしらうのは得意だけど、このひとはめんどうだった)
何がめんどうかというと、このひとの話の大半が自慢であり(営業で全国でも優秀な成績をおさめたこと、7位とか、微妙な数字。母数は何人おるんや)(30を過ぎてから、自分が教科書に載るような歴史上の人物の子孫であることがわかったこと。30を過ぎるまで知らなかった、ということが彼にとってのおもしろポイントらしかった)

1番聞き捨てならなかったのは、わたしに対して「モテないでしょ?」的な質問をしたことである。

ただの正直者かもしれないけれど、その質問こそ、モテないと、教えてさしあげたかった。

万一相手がモテそうに見えなくても、「モテるでしょ?」と質問し、相手に謙遜させつつ相手の気分を上げてあげるべきだと思う。
モテるでしょ?、と聞かれても、モテないでしょ?、と聞かれても、ほとんどの答えは「モテないよー」と言うに決まっているのだから、そこで真実をついて相手の気持ちを下げてどうするのだ。本当に優秀な営業マンなのか、と、訝しんでしまう出来事だった。
モテない君でもオレは興味あるよ、と言いたかったのかしら。優しさアピールだったのかしら。早々に逃げ出しました。

みんなが夢中になっていたクラブってこんなものなの??
これで目標達成と言えるのか微妙な気持ちになりました。

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