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EmotionalとVirtualのハイブリッド新世界【推しマガ】

 私の運命をきゅっと曲げたものがあるとすれば、九条林檎様そのものだろう。『九条林檎』様も「九条林檎」様も、どちらもが私にとって大事なきっかけだ。だって彼女がいなければ、私はバーチャルにやってこようとは思わなかったのだから。

 常々言っているのだが、私は文学が好きだ。大好きで、ひねもす読み漁ったり本にまみれて寝たり、それこそ本の布団で寝たいという夢を実現しながら生きてきたのだが、普段全く見ないツイッターで、本談義をしている友人から流れてきたのがこのツイートだった。

 これが私が初めて林檎様を知った瞬間だ。ちなみにどうでもいいと思うんだけれど、「林檎」様が「iphone(Apple)」を使っているところが好きだったりする。たまたまかもしれない。

 このツイートを見て、面白い文を、しかも「架空図書からの抜出し」としておいしい部分を持ってくるものだと感動してじっくり読んでしまった。多分本人すごい楽しく書いてるんだろうなと思い、このツイートを追っているうちにバーチャルオーディション極を知ったという流れだった。Showroomのアカウントをゲットして見に行った。詳しくなかったのだが、その熱量に圧倒された。バーチャル活動、面白い。翌月から調べまくって今の私があるというわけだ。一人形が、一吸血鬼に惹かれてバーチャル界に入る。さながらアリスのような夢物語である。彼女を追いかけなかったら私はいまだに本の上で生きているだろう、この文章も本に埋もれながら書いているのだけれど。

 学業柄、テクノロジーというものにとても興味津々である。モノなので所持金がゼロの私は高価な機器類は買うことができないが、林檎様はスマートに使いこなす。目の動きも滑らかに流し目を下さる。とても勉強になる上に麗しい。さらにlive2Dに関しても造脂が深く、お子さん(セットアップなさった方)も多いとのこと。技術面に関してもバーチャルを使いこなしている。

 そしてその感性と技術力をふんだんに駆使されて作り出されるエモーショナルな空間。あまりバーチャル文化を知らなくても酔いしれることができる。さながらよい絵画はその技法がわからなくても美しさが伝わるように。巧みな企画力も相まって、ファンの「ディナー」たちはいつも絶えず彼女に魅入ることができる。最高、エモーショナル、九条林檎。

 人生はどこででも安易に変わるが、その転機の一つが九条林檎様だった。推しの生きている世界というものはこんなにも楽しい。エモーショナルなこの感動、伝えられる側にありたいとも思うし、いつでも感じていたい。いつでも"ここ"がエモーショナルとバーチャルのハイブリッド新世界だ。

林檎様のエモーショナルなTwitter

林檎様のグルーヴィーなYouTube


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