初めての稽留流産からの、妊娠。
前回の記事[ご報告]の続き①
初めての稽留流産は、
自分の意思や 努力や 勢いではどうにも出来ないモノが世の中にはある
という 当たり前なのだけど、当たり前だと思えていなかったことを私に教えてくれた。
その時かかっていた産婦人科の先生は、街の個人医院のおじいちゃん先生で、良い意味で淡々としていて“生命”に真っ直ぐに興味のある人だった。
稽留流産が起こり得る確率なんかについても、最初にきちんと説明してくれていた。
だから、頭のどこかでは理解している“つもり”でいたし、その覚悟もしている“つもり”でもいた。
たが、実際 久しぶりに帰京してすぐの診察の時
エコーしながら先生が「んー、、」と言ったときに、
心の中で直感的に感じていた ちょっとした違和感のようなものが現実化したことを悟り
「大きさも小さいし、心拍も確認出来ないから、残念だけど今回は稽留流産ということになるね」
と言葉にされた時に
どこかで
「やっぱり、、」
と思う気持ちと
「何故初めての出産なのに私が、、」
という気持ちと
「この状態で舞台(本番)をすることを決断してしまった私がバカだった、、」
という後悔と
「地方公演のみ(1ヶ月間)だけなら乗り越えられるでしょ」
と軽く考えていた自分の愚かさを呪って
本当に色んな気持ちが一気に押し寄せて、全く整理がつかなかった。
し、たぶん、つけたくもなかったんだと思う。
帰宅して、夫に報告し、泣いて、、
そんな初めての稽留流産は、時間が経てば経つほど自分にとって衝撃的な出来事になっていって
よく空を見上げてた。
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