人間(ホモサピエンス)の終焉③ ~不死のホモボーグジェネシス~
人間(ホモサピエンス)の終焉②からの続きです。
前半では、人間の行為、思考、感情、夢にいたるまで、全てを記録し、操作も可能になるテクノロジー計画が描かれていました。
そのテクノロジーを可能にするのが、全人類へのデジタルID導入と、5G(おそらく衛星通信も)による、監視ネットワークシステムです。
そこに信用スコアやワクチンパスポートを結び付け、いずれは個人のCO2排出量も結び付けられる計画のようです。
そして、もう一つ重要となるのは、これらのテクノロジーを稼働させる領域内に、人々を移住させることです。
それが世界的にプロモーションされている「スマートシティ」です。
そのスマートシティを新たに作るには、既存の街並みが邪魔になります。オランダでは候補地の農村が政府によって破壊されています。
DEW(指向性エネルギー兵器)によると思われる、青いものだけが焼けなかったハワイのマウイ島や、大地震が起きた能登半島も、スマートシティ候補地でした。
そして、この監視システムは、すでに中国で導入されていて、信用スコアが低い人は、生活の自由が制限されています。
思考や感情もAIに操作されるということは、もはや魂や精神、心のある人間ではなくなるということです。
さて、映画後半では、人間のDNA改変計画、人間だけでなく、地球上のすべての生命体を終わらせ、合成生物に改変、または新たに創造しようとしているエリートたちの計画が描かれています。
DNAが改変された新人種は、「ホモボーグジェネシス」と分類され、肉体が死ぬときに、意識を人工キャリアーに移し、「アバター」として永遠に生きることになるようです。
「
地球の支配者たちは、人類をデジタル化して監視し、コントロールするだけでは満足せず、人間のDNAを完全に改変し、もはや人間とは別物に変える計画を公表しています。
第4次産業革命の特徴の1つは、人間の行為を変えるのではなく、遺伝子編集による人間そのものの改変です。
これはアイデンティティにも大きな影響を与えます。
ユヴァル・ノア・ハラリ教授は、彼らの究極の願望を明らかにしています。
この課題を推進するために、多くの国際的取り組みが行われています。その一例は、『プロジェクト2045』と呼ばれるもので、人類の将来の発展のための戦略を開発している50名以上の世界有数の科学者を結び付けています。
主な目標の1つは、不死を達成するために人間の個人の意識を人工キャリアーに移すことです。
これがプロモーションビデオ『2045』です。
この狂った計画を促進するために、「世界は破滅に向かっている」と主張しているのです。
そして、人類を人型ロボットに置き換えることが、唯一の解決策だということです。
これが彼らの常套手段です。
人々に恐怖を抱かせ、極悪非道な“解決策”を提供します。
では、この技術の開発はどこまで進んでいるでしょうか?
クラウス・シュワブ氏が答えます。
インターネットを見ると、確かにこの第4次産業革命が世界中で爆発的に進んでいることがわかります。ここでは、起きていることの一部を簡単に説明します。
この女性は人間を支援するソーシャルワーカーですが、彼女は人間ではありません。
この少女エリカも、人間に代わるロボットの一例です。孤独な人々を精神的にサポートする目的で作られました。これらは、人類に取って代わられるロボットの実例です。
2045年構想が言うように、彼らは人類を終わらせ、人類の後に続く新人類の新時代に突入したいと考えています。
しかし、目に見える以上のことが起きています。これらのビデオで一般の人々が見ているものは、実際に開発されているもののほんの一部にすぎません。
極秘の軍事計画の密室で、全く異なるレベルの人型ロボットが存在します。
彼らが実際にどこまで開発を進めているのかは誰にもわかりません。これらのビデオは、一般の人々に知らせるためのものです。
この狂気の津波を止めるために私たちにできることはあるのでしょうか?
それとも、私たちは皆、自由意志のないロボットやサイボーグの奴隷になる運命にあるのでしょうか?
本当に私たちにできることはないのでしょうか?
私たちは皆、永遠に生き続けるある種のスーパーヒューマノイドに変身した邪悪なエリートの奴隷になる運命にあるのでしょうか?
私たちはすべてのプライバシーと自由を失い、残りの人生をすべての思考と感情が常に記録されるスマートシティに閉じ込められる運命にあるのでしょうか?
まあ、これはすべて避けられないわけではありません。私たちにできることはあります。
私たちは皆立ち上がって、このとんでもない狂気にノーと言えます。
WEFには私たちの考え、感情、夢を全て記録する権利はありません。
エリートが人型ロボットから全人類を支配することに反対します。
クラウドに囚われた自由意志のないサイボーグに私たち全員を変えることに反対します。
私たちを遺伝子組み換えして制御可能な生物にすることに反対します。
私たちの行動をすべて追跡することに反対します。
私たちは奴隷制ではなく、自由の中で生きるために生まれてきました。
」
映画の本編はここまでで、最後に製作者のデヴィッド・ソレンセン氏が呼び掛けています。
ハラリ氏によると、エリートたちは、私たち一般人とは別の種族、人工生物を創造できる“神”に進化しようとしているようです。もうすでに彼らの多くは、ホモサピエンスではなくなっているのかもしれません。
このままこの第4次産業革命を受け入れると、私たちは完全にAIの奴隷サイボーグ種となる未来に向かいます。この計画の本質を見極めて、自由がまだあるうちに声をあげないと、人類の未来は取り返しのつかないものになるでしょう。