見出し画像

クラウドソーシングで免許証提示を求められた話


昨今闇バイトがニュースを賑わしていますね。
普通のバイトだと疑わず行ったら闇バイトだったが、気づいた時には免許証や銀行口座を握られており逃げられなかった…とか。
免許証と聞いてふと過去のライター業のことが蘇ってきました。

直接契約を持ちかけられたが免許証提示に不安

数年前、某クラウドソーシングサイトにてライティングを細々と受けておりました。
ライティングって単価が安く、長い文章を効率よく書けなければ「実質時給100円やん」ってことにもなりかねない稼ぎにくいお仕事なんです。
前もって断っておくと、ほとんどのクラウドソーシングサイトでクライアントとの直接契約はルール違反。中間マージンを取られないので魅力的に感じますが、未払いなどのトラブルを避けるためにも手を出してはいけません!

しかし、前述した通りライティングはまあ単価が安い。クライアントからクオリティを褒められ双方にメリットがあるからと直接契約を持ちかけられると興味が沸くもんです。

ととりあえずどんなもんか話を聞くことに。
確かやり取りはzoom。クライアントはしっかり顔出しで私は画面OFFでOK。契約内容は「単価も良くなるしコンスタントに仕事を振るよ」というありがたい内容でした。
パワポ?でしっかりしたプレゼンもして信用できそうだな…と一瞬思ったのですが、ここで一つ疑問が…
それは業務開始までに準備する物の中に免許証の写真が含まれていた点。
原本を渡すわけではないけど、必要ないならそんな簡単に送りたくないアイテムですよね。

免許証提示が不安だと伝えると上司登場

せっかく質問あるか聞いてくれているので免許証提示の必要性について聞いてみました。
なんやら答えてはくれていましたが、私が不安がっていたのを汲み取ってくれて(?)上司と呼ばれる方にzoomを繋いでくれたのです。
さっき相手してくれていた腰の低い部下とは違い、なんだか自信に満ち溢れた上から目線の上司に免許証の件についてお答えをいただきました。

  • バイトですら履歴書を提出する。記載している個人情報は同様なのだから免許証だとしてもに何も危険ではない。

  • 私たち(クライアント)側からすれば、あなた(筆者)のことを何も知らない。免許証は信頼関係の証である。

ものは言いようだな〜と感心しながら、後ほど契約のお返事をさせていただくと締めzoom終了しました。

結果丁重にお断りして事なきを得る

zoomを終えてすぐお断りのメッセージを送らせていただきました。
やり取り相手(多分腰の低い部下)は最初から最後まで良い人だったので、申し訳ない気持ちを抱きそうでした。
もしかしたら私が思うような危険性はなかったのかもしれませんが、家族もいるし持ち家で何かあっても簡単に動けないので判断としては間違えていないでしょう。

免許証の両面の画像があれば銀行口座やクレジットカードが作れるとも言われていますので…

金欲しさに不安が残る仕事には手を出してはいけない

結局のところそのクライアントが悪者だったのかどうかは私では分かり得ません。
とりあえず今回の件は不安を拭えるほどの単価じゃなかったことが幸いしたとも言えます。
とは言え単価が良くおいしい話だと確実に危険が増していたでしょうから、報酬の良し悪しに関わらず見極める力は必要だなと感じた経験でした。


いいなと思ったら応援しよう!