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「情報」について考える① 「情報」の正体は何なんだろう
「情報」という用語ほど、多様な使われ方をしている用語も他にないのかもしれない。
現代は、まさに情報化社会。
と同時に、情報が溢れ、混乱していて、人間の頭で処理できる量を超えてしまっている。
思えば、「情報」をどう扱ったらいいのだろうと模索し続けてきた人生と言っても過言ではないのかもしれない。
学生時代では、勉強という覚えなければいけない情報を与えられ、宿題やテストに対応していく日々だった。
社会人になってからも、日々の顧客情報や税制改正やシステム対応等、結局は情報の処理に追われている。
このような背景があって、必要性に迫られて、どうにかしなければと模索し続けてきた。
今現在は、ハニカムマップに可能性を見出し、日々、マップを描き続けている。
この人生を振り回し続ける「情報」の正体は何なんだろう。
世の中では、情報に関するあらゆる書籍が出ているはずだ。
Amazonで「情報」と検索してみた。
まず目に飛び込んでくるのは「情報Ⅰ」のテキスト群だ。
何かの資格試験だろうか。
検索してみた。
情報Ⅰは、2022年度より高校情報科の共通必修科目として新設された科目です。コンピューターやネットワークの仕組み、データ分析、プログラミングなどの基礎知識を学び、問題の発見・解決に向けて情報技術を適切に活用する力を育みます。
情報Ⅰの学習内容は次のとおりです。情報社会の問題解決、コミュニケーションと情報デザイン、コンピュータとプログラミング、 情報通信ネットワークとデータの活用。
プログラミング分野では、Python、JavaScript、VBA、Scratchなどの言語が使用されています。
情報Ⅰは、人工知能(AI)の進化やIoTの発展などに対応した科目として、社会と情報、情報の科学の学習内容を統合・改善してつくられました。旧課程の情報科では大部分の生徒が学ばなかったプログラミング、データ活用、情報デザインなどが必修になったことが大きな違いです。
2025年度からは、大学入学共通テストや一部大学の入試で選抜に用いる科目として選択可能になります。
なんと、高校生の授業科目として「情報Ⅰ」が新設されていた。
高校生からこれやるのきつくない?
「情報Ⅱ」まであるらしい。
情報Ⅰと情報Ⅱは、高校のプログラミング教育の科目です。情報Ⅰは共通必履修科目、情報Ⅱは選択科目として、2022年度と2023年度から順次導入されています。
情報Ⅰ
メディアやコミュニケーション、情報デザイン、コンピュータやプログラミング、情報通信ネットワークやデータの活用などを学ぶ
プログラミング能力検定の「レベル5」に該当し、基本的なプログラミング知識やアルゴリズムについての考察、二次元配列などの知識が求められる
情報Ⅱ
情報技術の発展や情報システム、データの活用、コンテンツの創造、情報と情報技術を活用した問題発見・解決などを学ぶ
企業で応用できるようなレベルで、情報と情報技術を活用して問題の発見・解決を行う
自分が大学に入った年が1998年でWindows98が世に出た年だった。
1人1台ノートパソコンを購入しての入学となり、授業でも「情報リテラシー」という科目名で、パソコン操作や情報処理についてを学んだ。
当時は、シスアド(システムアドミニストレータ)やマイクロソフト検定などの資格試験があって、自分もシスアドは受けたことがある。
中小企業診断士では、一次試験の中で「経営情報システム」という科目があって、これも受けたことがある。
情報工学、経営工学というあたりがより専門的な領域になるのかもしれない(やったことがないのでよくわからない)。
このあたりの文脈で使われるのは、パソコンとかシステムとかプログラミングとかに寄っているもの。
授業や学問として用いられていて、実際にはシステムエンジニアやプログラマーたちが活躍している領域だ。
他にも、「情報科学」「情報倫理」「情報哲学」「情報法」というキーワードの本が出てきた。
これらの本を情報学術的な領域の本として、ハニカムマップにしてみた。
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一方で、「情報」というのは、学術的な技術的な要素のみならず、もっと身近に使う用語でもある。
このあたりを次回はもっと掘り下げて考えてみたい。