《大阪ハンティングアカデミー》 次世代ハンターを育成!
こんにちは。
コッコちゃんです。
大阪府猟友会が、《大阪ハンティングアカデミー》を開校しました。狩猟の専門分野に詳しい講師を行政、警察、大阪府庁からを招き、地域一丸となって熟練の技術、知恵を次世代に伝える取り組みが行われています。
日本では何かと「高齢化」が叫ばれていますが、狩猟も高齢化が著しい界隈の一つです。ここ数年、狩猟免許を取得する20代は平均1000人ずつ増加傾向にありますが、60歳以上の割合はなんと65%(平成26年)であり、数十年後、現在の狩猟者人口を維持できる確率は非常に低いと考えられます。また、鳥獣による農林業被害も増大してしまう恐れも十分に考えられます。
狩猟者人口の減少が懸念される今、人員、労力、時間、費用のコストカットを行いつつも、効率的な捕獲が必要とされ、知識的、身体的にも能力の高い若手ハンターを育成する取り組みは、今後の鳥獣対策に非常に重要なポイントとなります。
今回は、日本で唯一「公益社団法人」として活動している大阪府猟友会に、若手に未来を託した《大阪ハンティングアカデミー》についてインタビューを行ったので紹介します。
アカデミー開校
大阪ハンティングアカデミー(通称:OHA)は、2016年 4月にはじめて開校され、今年で3年目となります。猟友会がハンター養成学校を創設したのは全国初の試みでした。
募集人数
定員は50人です。
開校からこれまでの3年間で、約150人(卒業生、現在受講中生徒を含む)の生徒に、狩猟の魅力や、講義の実践の仕方を伝えてきました。
現在は4期生を募集中で、締切は平成31年3月1日迄です。
参加者の男女比率
参加者50人中10人は女性だそうです。
またジビエ普及も兼ねて女性の参加者も増えているそうで、今後は女性の活躍も期待されます。
応募条件
・18歳以上(狩猟免許を取得可能な年齢)
・狩猟に関して理解のある方
・鳥獣保護管理に関心のある方
・狩猟免許の有無は問わない
講師
大阪ハンティングアカデミーでは、各科目において行政、大阪府庁、大阪府警からの講師を招き、一般狩猟だけでは学べない専門知識について詳しく学ぶことが可能です。
主な講習内容は以下。
狩猟者理念・鳥獣の知識法令・鳥獣管理及び猟犬の知識・銃刀法・狩猟に関する知識法令・猟具に関する知識法令・狩猟の実施方法・火薬取締法
受講期間
受講生は以下の期間に各科目を受講しますが、自動車免許の学科教習のように、自分のスケジュールに合わせて参加日時を決めることが可能です。忙しい会社員の方でも参加できるように配慮されたシステムになっています。
◎座学講習
期間:5月〜8月
回数:10回/月
時間:平日 午後7時〜9時(2時間)
土日 ①午前10時〜12時(2時間)
②午後1時〜3時(2時間)
◎実技講習
期間:11月〜翌年3月中旬(5ヶ月間)
講師によって活動日が異なります。
◎ドローン操縦技術者養成講習
期間:10月の数日間
◎シューティングシュミレーター講習
期間:7月〜8月の数日間
◎救急救命講習
期間:7月〜8月の数日間
受講料
50,000円(傷害保険含む)
実技講習、射撃講習、交通、食事に別途費用が必要です。
狩猟時の誤射や事故への予防、対策はしていますか?
狩猟は魅力的な半面、危険もつきものです。
また、これまでの誤射事故を起こしてしまった加害者は、大半が高齢者です。そこには、「自分は大丈夫だ」という「慣れ」が大きな原因となっています。新たな犠牲者を出さないためにも、大阪ハンティングスクールでは、危機管理を徹底的に教育し、卒業後も事故予防、防止に取り組んでいます。
教えるときに意識していることはありますか?
動物を捕獲する「狩猟」において、動物に肉体的にも、精神的にも、絶対に苦痛を与えてはいけません。大阪ハンティングアカデミーでは動物福祉の観点から、瞬時に動物を無意識化出来るように、射撃訓練にも力を入れています。
最後に
いかがでしたか。
狩猟に関する講習は全国で行われていますが、ここまで、若手育成に徹底している講習会は数少ないと思います。
参加者の評価も高く、大阪周囲の他県から応募する方もいらっしゃるそうです。狩猟を学びたい、興味がある、技術のスキルアップを目指したい方は応募し、今後の日本の鳥獣管理の一員となりませんか?
追伸
インタビューに協力していただいたS.T様
有難うございました。
詳しくはコチラ↓↓↓↓↓
公益社団法人 大阪府猟友会
〒540-0012
大阪市中央区谷町1丁目3-27 大手前建設会館2階 204号
☎:06-6941-3113(受付時間9:00~17:00)
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