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【シカ捕獲認証制度:DCC】ってなに??

「シカ捕獲認証制度」って知っていますか?
 これは、2015年にスタートした、ニホンジカの捕獲や管理に関係するハンターの「技術」や「知識」を認定する取り組みで、北海道の《一般社団法人エゾシカ協会》がスタート。

今後の野生動物保護管理を担う新たな人材の育成を目指しています。

DCCマーク

シカ捕獲認証制《Deer Culling Certificate 通称:DCC》は、1995年に設立された英国のシカ捕獲認証制度《Deer Staking Certificate 通称:DSC》をモデルとして立ち上げられました。
どちらも、室内講習実技講習を受け、試験の合格基準を満たすことで認定されます。

2つのレベル

DCCには《1》と《2》の2レベルがあり、順番に取得する必要があります。内容は以下の通りです。
《DCC:レベル1》
講習内容
1)シカの生態・管理・ 捕獲等の知識に関する筆記試験
2)食肉衛生・病気等の知識に関する筆記試験
3)安全な銃器の取り扱い に関する実技試験
4)シカの識別に関する試験
室内講義:5日間
実  習:1日
試  験:半日程度

資料1:エゾシカ協会

資料2:エゾシカ協会

《DCC:レベル2》
DCCレベル1の取得者が受験対象で、新たに受験申請を行い、実際の捕獲現場で以下の内容が審査されます。
1)捕獲のための準備
2)銃の取り扱い
3)捕獲
4)一次処理の準備
5)一次処理
6)捕獲個体の検査

DCCは合格後は、《認定証明書&認定バッジ》が送付されます。
また、《DCCネットワーク》に加入することが可能となり、
・研修会への参加
・DCCを取得者、講師間での交流や情報交換
・法改正等に伴うテキストの修正情報の入手
などのプログラム参加フォローアップを受けることが出来ます。

DCC取得認定バッジ

受験資格は??

・受講時に満18歳以上の方
・この制度に賛同する方
・狩猟免許の有無は問わない

受講対象者はどんな人??

鳥獣行政、林野行政職員、農業協同組合、森林組合職員、野生動物管理を学ぶ学生、シカ捕獲に携わる方、シカ肉処理に関わる方、野生動物管理に携わる方々が対象とされています。

受講料はいくら??

120.000円(受講料、検定料を含む 2019年02月19日現在)
※別途テキスト代、問題集代、旅費等が必要。

有効期間はいつまで??

発行から3年間有効

まだ取得者は少数ですが、多岐にわたる講習で、あなたのハンターとしての信頼性、鳥獣管理者としての活動、スキルアップに繋がります。鳥獣管理関係の方は、この機会に受講し、今後の活動に役立てませんか?

◎詳しくはコチラ↓

一般社団法人エゾシカ協会HP
DCCページ1(エゾシカ協会)
DCCページ2(NPO法人西興部村猟区管理協会)