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公立保育士試験でSPIはあるのか?

公立保育士の採用試験を受験しようと考えている方の中には、「SPI(総合適性検査)は試験に含まれているのか?」と疑問に思う方も多いはずです。


公立保育士試験の内容は自治体によって異なるため、実際にSPIが導入されているかどうかは、厳密には地域ごとに異なります。


そこで、この記事では、SPIの有無や採用試験の傾向について詳しく解説し、対策方法もご紹介していきます!


【1】公立保育士試験の一般的な内容

公立保育士の採用試験は、主に以下のような内容で構成されています。

  1. 筆記試験(教養試験・専門試験・適性検査)

  2. 実技試験(ピアノ・歌・読み聞かせ・作文など)

  3. 面接試験(個別面接・集団面接・集団討論など)


筆記試験の中でも「教養試験」としてSPIが導入される場合があります。教養試験は、一般的な公務員試験形式(時事問題や文章理解、数的推理など)で行われることもあれば、SPIのような適性検査が取り入れられることもあります。


【2】SPIが導入されている自治体もある

近年、一部の自治体では公立保育士試験の筆記試験にSPIを採用しています。SPIはリクルートが開発した適性検査で、主に民間企業の採用試験で用いられていますが、近年では公務員試験にも取り入れられるケースが非常に増えています。


SPIが導入される背景

  • 試験の効率化:公務員試験独自の教養試験を作成する手間を省くため

  • 基礎学力の確認:言語・非言語問題を通じて基礎的な読解力や計算能力を測るため

  • 適性検査の活用:性格診断を通じて職務適性を評価するため

実際に、例年はSPIを採用していた自治体が、試験直前になって別の適性検査(※SCOA-iなど)に変更したケースもあります。そのため、SPIが導入されているかどうかは、受験する自治体の最新情報を確認することが重要です。


【3】SPI対策のポイント

もし受験する自治体でSPIが出題される場合、どのように対策すればよいのか、どのような問題が出るのか気になりますよね。


今から、それをお伝えしていきます!


1. 言語問題の対策

SPIの言語問題では、文章の読解力や語彙力が問われます。対策として以下を実践しましょう。

⑴日常的に新聞や本を読む習慣をつける
⑵過去問や類似問題を解き、文章の構造を把握する練習をする
⑶言葉の意味を正確に理解し、文脈に応じた適切な表現を選べるようにする


2. 非言語問題の対策

非言語問題では、数的推理や論理的思考力が求められます。


特に、以下の点を重点的に学習すると効果的です。

⑴四則演算や割合・比率の計算を正確に行う練習をする
⑵図表やグラフの読み取り問題を解き、データ分析力を高める
⑶過去問や模試を活用し、出題傾向に慣れる


3. SPIサンプル問題

以下に、SPIの言語問題と非言語問題のサンプルを掲載します。

言語問題(語彙・文章理解)

問題 1: 次の文の空欄に適切な言葉を入れなさい。
「子どもたちの自主性を育むためには、保育士が( )を持って見守ることが重要である。」

A) 厳格さ
B) 忍耐力
C) 権威
D) 独裁

問題 2: 次の二つの文の意味が近いものを選びなさい。

1.子どもが興味を持って取り組めるような活動を提供する。
2.子どもたちが楽しめる環境を整える。

A) 子どもを厳しく指導する。
B) 自主性を重視する。
C) 保育士主導で活動を進める。
D) できるだけ指示を与えない。
(解答例:問題 1 - B、問題 2 - B)


非言語問題(数的推理・論理)

問題 3: ある保育園のクラスに12人の子どもがいます。そのうち3人はアレルギー対応食が必要です。この割合を分数で表すとどうなるか?

A) 1/4
B) 1/3
C) 1/2
D) 3/12

問題 4: 10冊の絵本を3人の保育士で均等に分けると、1人あたり何冊持つことになるか?

A) 3冊
B) 3冊余り1冊
C) 4冊
D) 5冊
(解答例:問題 3 - B、問題 4 - B)


4. 性格検査の対策

SPIには性格検査も含まれるため、無理に自分を偽らず、自然体で回答することが大切ですが、保育士や公立保育士に求められる能力や人材とは、どのようなものなのか?を常に念頭に入れ、質問に回答することを心がけてください。


回答のコツ

⑴保育士として求められる資質(協調性、忍耐力、責任感など)を理解する
⑵極端な回答を避け、バランスの取れた選択を心がける
⑶事前に性格診断の練習をして、自分の傾向を把握する


まとめ

冒頭でもお伝えしたように、公立保育士試験にSPIが導入されているかどうかは、自治体によって異なります。


従来の公務員試験形式の教養試験が出題される場合もあれば、SPIのような適性検査が含まれることもあります。


近年は、筆記試験のSPI化が急激に進んでいるので、昨年までSPIではなかったとしても、必ず自治体のHPにて試験の内容を確認しておいてください。


最新の情報をしっかりと確認し、万全の準備をして試験に臨みましょう!


また、SPIが出題される場合は、特に言語・非言語問題の対策をしっかり行い、性格検査についても理解を深めておくことが重要になります。試験対策を早めに始め、自信を持って試験に臨めるよう準備を進めましょう!


面接対策はお早めに!

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