フィンランドのコテージ式に
ニセコに、ようやく完成したコテージ。(全ブログまで参照)
すぐに移住できるわけでもなかったので、
使わないときにはゲストに泊まっていただくことにしました。
こちらのブログで最初の方に書いたように、私には宿経営への漠とした憧れがありました。→ニセコに一棟貸しコテージ始めました
宿というものは、旅行した土地の思い出を左右するほど重要なものだと思っています。
ワインを飲みながらコロッセウムの上に上がる花火を眺めていたのは、ローマのアパートメント。
朝から照りつける太陽のもと、テラスで朝食をとっていたのはアビニョンのアパルトマン。
太ったトラ猫が食堂やリビングルームを見回りしていたのは、バンクーバー近郊の町のB and B。穏やかなオカナガン湖沿いの宿でした。
そびえ立つ山を眺めながら毎晩ビールを楽しんだのは、ニュージーランドのクイーンズタウン。やはりアパートメントでした。
フィンランドの田舎では湖沿いの一棟貸しコテージで、夜中まで明るい空を楽しみました。
炊事嫌いだというのに、キッチンもしくはキチネットのついた宿に泊まることが多いです。ホテルとは違って、その町に暮らす感覚になるのが好きなのかもしれません。
炊事嫌いだと言うのに、宿で朝ごはんを出すことへの憧れもあります。
カナダの宿では、オーナーが簡単な朝食を作ってくれました。他の宿泊者と一緒に食堂で食べる卵料理が楽しみでした。南仏のエクスプロヴァンスの宿で出された新鮮な果物に舌鼓を打ったのは、前のブログに書いた通りです。
私もニセコにゲストを迎えたなら、ニセコチーズ工房のチーズやピクルス、奥土農場のパン、大加瀬農園の平飼い卵、道の駅の旬の果物、ルピシアの紅茶もしくは高野珈琲のコーヒーでもてなしたい!と思いましたが、それは現地に住んでいなければ無理というもの。せめて、ルピシアの紅茶と高野珈琲のコーヒーだけは、ご用意しておこうと思ったのでした。
長々書きましたが、我々が別荘を使わないときはフィンランドのコテージ式に、ゲストの方に自然の中でゆっくりしてもらうことにしたのです。