先日、年下の友人に会いました。彼女は30代前半で1児の母です。今回久しぶりに会うとシングルになっていました。
「別れてセイセイしました。」とさっぱりしたものです。DVや借金など深刻な問題があったわけではないので、お相手はそばに住んで子育てには協力してくれているそうです。
実は結婚する時、彼が自己破産していたことを知ったそうです。私は最近「心の声調査」を内内に行なっているので、ちょっと聞いてみました。
「ねえねえ、結婚する時、自分の心の声はこの人やめた方がいいって言ってなかった?」
彼女は楽しいことが大好きで会ってもふざけたことばかり言って二人で笑いあっているのですが、こういう勘所はちゃんとあってすぐに私の意図することをわかってくれたようです。
「やめた方がいいって思っていたかもしれませんね。でも結婚するって親や友人にも言っちゃってたし、後戻りできなかったのかも。」
やっぱりそうかー。
私はいつ頃からか「心の声」って絶対あるなと思うようになりました。そう思うようになったきっかけはいくつかあるのですが、今思い出せるのは、ある知り合いに仕事を持ちかけられたときのことです。いい話だし、仲良くしてもらっている知り合いなんだけど、なんか引っかかるというか、その仕事のことを考えると気持ちが沈むのです。断りきれず引き受けたけど、やっぱりうまくいかず後味の悪い思いが残りました。
こんな経験を何度か積むうちに、心の声には従うべし、という独自の教訓が生まれました。また周りを見ていると心の声に従っていない人が何となくわかるようになってきました。
結婚はそれが如実に出やすい場で、何不自由なく家族で暮らしていて「幸せ」っていうことにしているけど、ちっとも「幸せ」じゃなかったり、相手の良いとこを数えて一緒にいるけど、心ではもう別れた方がいいと分かっていたり、というケースを見かけます。
友人が別れ際「私今後良い人と結婚できますかねえ?」と言っていたので、「心の声に従えば大丈夫よ。」と答えました。ものすごく腑に落ちた表情をしていました。