【ベガルタ仙台】【福島ユナイテッドFC】J1で輝け!努力の男、堀田大暉
1月2日、福島ユナイテッドFC、湘南ベルマーレより、GK堀田大暉選手の湘南ベルマーレへの完全移籍が発表された。
http://fufc.jp/news_cat/202001021200
http://www.bellmare.co.jp/230220
堀田大暉選手はベガルタ仙台ジュニアユース、ユースの出身で、東海大を経て福島ユナイテッドFCに加入し、3年間プレーした。同期にはベガルタ仙台MF道渕諒平選手や、ブラウブリッツ秋田DF千田海人選手がいる。
ベガルタ仙台ジュニアユース、ユースで6年間、福島ユナイテッドFCで3年間、合わせて合計9年間近くで見させてもらった選手が晴れてJ1クラブへの移籍となるのは率直に嬉しい。ここでは、ジュニアユース、ユース時代どんな選手だったかを簡単に紹介しよう。
ベガルタ仙台ジュニアユース、ユース時代
2007年、加茂FCからベガルタ仙台ジュニアユースに入ってきた時は身体の小ささが印象に残った。同期でもう一人入ってきたGKは体が大きかっただけに。
しかし、3年生にもなると堀田選手も身体が大きくなり、次第に左足でのキック精度の高さで、存在感を示すようになり、正GKとなりユース昇格を勝ち取った。
ユースでは何と言っても2012年の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会での大活躍が印象的だった。堀田、道渕、千田の3選手が高3だったこの代で、初めてノックアウトステージ進出を達成。そしてラウンド16では、MF南野拓実選手(現・リバプール)を擁するセレッソ大阪U-18相手に、堀田選手がファインセーブを連発し、見事勝利。当時としては最高成績のベスト8進出を果たした。
東海大時代
ユース卒業後、東海大に進学した堀田選手はレギュラーとして関東大学リーグで活躍するようになり、J3福島ユナイテッドFCへの加入内定を勝ち取り、Jリーガーとなる。
福島ユナイテッドFC時代
プロ1年目はベテランGK内藤友康選手(現・東邦チタニウム)がレギュラーだったことと、練習中の大ケガが重なり公式戦出場無しに終わる。
しかしプロ2年目で田坂和昭前監督(現・栃木SC監督)が開幕からレギュラーとして起用。ジュニアユース時代からずっと磨き上げてきた左足のキック精度の高さや、確実なシュートストップが認められ、守備の安定に寄与した。
プロ3年目、松田岳夫監督体制になってもレギュラーの座を譲らなかった堀田選手は、DAZNのベストセーブに頻繁に選ばれるなどファインセーブを連発。J3を代表するGKとして成長を遂げ、その去就が注目されていたが、見事J1クラブへの完全移籍を勝ち取った。
人となり・はなむけの言葉
一言で言うと真面目な努力家。ベガルタ仙台ジュニアユース時代からそれは変わらない。そしてメンタルが安定している。ミスをしたり、負けたりしてもしっかり気持ちを切り替えることができる。
さらには向上心も強い。今年は同期の道渕選手を見に、ユアスタにも訪れていた。そして道渕選手の活躍を大きな刺激としていたのだ。
https://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00126703/?t=%E5%B0%8F%E6%9E%97%E5%81%A5%E5%BF%97
かくして不断の努力により、道渕選手とJ1の舞台で対戦する権利を得ることに成功した。
堀田選手にはぜひ、今シーズンのベガルタ仙台-湘南ベルマーレ戦で道渕選手との対決を実現してもらいたいと思っている。もちろん湘南では激しい競争があるだろうが、いつもひたむきにコツコツと努力を続けられる堀田選手なら、その日を迎えることができるはずだ。
湘南ベルマーレサポーターのみなさんにはぜひ温かい声援をお願いしたい。ベガルタ仙台や福島ユナイテッドFCサポーターのみなさまも、今後は陰ながら彼の成長を応援していただきたい。
まずは対戦相手として、ユアスタのピッチに立つのを心から楽しみにしている。堀田選手の今後に幸あれ。