【ルール編(決闘者の能力)】TCGを引退したプレイヤーのためのカードゲームを作りました。
カードゲームのアニメで、
絶体絶命のピンチにデッキが光りだし、逆転の切り札をドローする!
そんな展開に胸を熱くした方々!
お待たせしました。トリックスターズではそれができます。
「俺のターン!天恵 - グレイスドロー!!
通常のドローに加えて2枚追加でドローする!」
概要
駆け出しゲームデザイナーのRyoyaと申します。
ゲームマーケット2020秋にて、2020年11月15日(日)にオリジナルカードゲーム「トリックスターズ」を販売します!
前回の記事までで、大まかなゲームの流れはご紹介しました。今回はこのゲームのウリの一つ、決闘者(プレイヤー)の能力をご紹介します。
初回の記事をまだ読んでない方は是非読んでからまた戻ってきてくださいね。
決闘者の能力
決闘者はそれぞれ能力を2つ持っています。
廻天 - リロード
天恵 - グレイスドロー
です。かっこいいでしょ。
どちらも決闘中1度だけ使用できる強力な能力です。
発動するときは高らかに、カタカナだけか、漢字+カタカナで読んでくださいね。
廻天 - リロード
決闘中に1度だけ、自分のメインフェイズ1またはメインフェイズ2中に手札をすべてデッキに戻してシャッフルし、デッキに戻した枚数分ドローすることができる。
手札事故はカードゲームで必ず起こるトラブルです。
トリックスターズはそれぞれのカードパワーを高く設定しています。その分、カードの噛み合わせが悪かったとき一気に不利になってしまうことがテストプレイでわかりました。
廻天 - リロードは、そんなかみ合わせの悪いカードを引いたときにリカバリーするシステムとして導入しています。
もちろん不利じゃなくても「あのカードを引ければさらに有利になるのに…!」というときに使うこともできます。
ただし決闘中1度しか使えないので慎重に。
天恵 - グレイスドロー
ライフポイントが7以下の場合、決闘中に1度だけ、自分のドローフェイズに通常のドローに加えて追加で2枚ドローできる。
ピンチのとき、ノーコストで2枚も追加ドローできる能力です。
TCGライクなゲームにおいて、手札が増えるというのはとてつもなく強いことなんです。不利な状況でも手札が増えれば十分巻き返しが可能になります。
相手のライフを減らす際、7以下にしてでもできるだけ減らすか、それとも7以下にせず逆転される可能性を減らすか。そんな駆け引きが生まれたり、
天恵 - グレイスドローを使用することで勝った!みたいな逆転劇が生まれることを期待しています。
お目当てのカードをドローできなくても、廻天 - リロードを使えばなんともう1チャンス!
このシステムを追加する以前、ライフが一方的に減らされるような不利な状況から戦況を覆すのは、非常に難しいことがテストプレイからわかりました。
なぜなら不利側は大抵手札が少なく、文字通り手の打ちようがないからです。
TCGなら「より強いカードを手に入れたい」「より強いデッキを作りたい」につながりますが、TCGに比べるとインスタントな楽しみ方をするこのゲームにおいては、その不利状況から負けるまでの体験は非常にネガティブに作用すると考えました。
そこで、ピンチのときに破格の能力を使えるという付加価値と、そこから生まれるかもしれない逆転劇への希望となるシステムとして天恵 - グレイスドローを追加しました。これにより、不利状況でただ詰まされていくストレスをポジティブなものに変換できたと考えています。
次回の話
ルール編(決闘者の能力)以上です。
長かったルール編は次の「ルール編(トリックタイミング)」で最後となります。
カードの紹介もぼちぼちしていきますのでお楽しみに〜!