見出し画像

ウルトラトレーラー合作


こんにちは。

『ウルトラトレーラー』演奏動画、ご覧いただけましたでしょうか。

今回はゲストにさくらいさんとポチさんのお二人を迎えた上での制作となりました。

本記事はこの合作のコンセプト、パート別解説、さらに合作にまつわる謝罪会見など盛りだくさんの内容でお送りします。気になるところだけ読んでください。

この作品について、更に深く知っていただけたら幸いです。それでは行きましょう





構想


◎テトの日

10/10は何の日でしょう。

そう、テトの日ですね。

3/9が初音ミクの日と言われているのと同じノリで、10/10は重音テトの日と言われています。

ということで、重音テトさんがボーカルの楽曲を、何か演奏して投稿したいなと思ったのが最初のきっかけです。


◎ウルトラトレーラーを選んだ理由

単に私が好きな曲だからです。

曲決めの段階では、まだ合作にする予定も無くて。だから完全に私の趣味です。

ところでこの楽曲、知ってたよという方はどれくらいいるんでしょうか。正直この界隈内だとあんまり知られてない楽曲なのかな……と思ったりします。ぜひ原曲も聴いてみてほしい。


◎ラスサビの話

この曲、とにかくラスサビが良い。

ダッダッダッダーッダッダッ

↑いや最高か!

イントロでちらつかせたフレーズがラスサビで進化して帰って来るのめちゃくちゃ良くないですか。良いですよね。良いんですよ。

だからラスサビをとにかく派手に、なんならカオスにしたかったんですよね。

ただそれをするにあたって、私1人では限界があるなと思いました。ラスサビ手前のサビで一度盛り上がっちゃってるので、そこからさらに盛り上げるとなると1人では難しいなと。あとやっぱ労力的に…

というわけで、誰かの力を借りてド派手にしよう!!!となり、合作にすることに決めました。


◎SAKURAIさんとポチさん

今回はさくらいさんとポチさんをお誘いしました。

原曲がボカロ曲ということもあり、ボカロが好きそうな方、普段からボカロを演奏されている方がいいかなと思って、お二人に声を掛けました。

ウルトラトレーラーは、複雑なメロディ、意地でも繰り返さないベースライン、溢れんばかりのシンコペーションなど難しいところがたくさんあります。マリメでは本当に演奏しにくい曲です。正直言って演奏向きではない。

でもこの2人なら大丈夫だという自信がありました。適当に丸投げしている訳ではなくて、2人の実力を知っているからこその信頼です。

ちなみにこれは後から気付いたんですが、実は2人とも演奏コンテスト特別賞受賞者なんですよね(第1回特別賞ポチさん・第2回特別賞さくらいさん)。

演奏コンテストの提出作品のクオリティからしても、安心して任せられる2人でした。

結果2人とも私の期待を大きく上回る最高の演奏を提出してくれて、もう本当に頭が上がりません。ありがとうございました!!!




謝罪会見

今回の合作で、3人がそれぞれ担当したパートの長さは以下の通りです。

Cobalt: 64小節
SAKURAI: 32小節
ポチ: 32小節

これ、演奏やってない人だとピンと来ないかもしれませんが、アホな量です。

私の64小節は、私がやりたいって言い出したことだからいいんですけど、お二人の32小節。これは本当にアホです。

さくらいさん、ポチさん、この度は本当にすみませんでした。そしてお忙しい中本当にありがとうございました、、、、、

世の中には16小節頼むのも申し訳なさそうにしている主催者の方もいます。それなのにCobaltとかいう人は。32って。なぁ

大変申し訳ありませんでした!!!!!

反省してます!!!!!!!!!!


ちなみに、この合作では敢えて画面数を指定していません。1画面でも良いし、めっちゃ持ってきても良いという感じでした。

その結果、まあ単純に2画面のところは制作小節数が倍になるわけで、それを考慮に入れると次のようになります。

Cobalt: 352小節
SAKURAI: 64小節
ポチ: 96小節

本当に、本当に申し訳ありませんでした




コンセプト


前述の通りラスサビを盛り上げたいというのが今回のメインテーマなんですが、そのほかにもコンセプトがあります。

それはズバリ、

少人数で好き勝手やる

です。

最近の演奏合作は、大人数で美しくやるというトレンドがあります。5人以上の大人数で、楽器ごとに分担を決めて、合体させて初めて完成するという形式の合作ですね。

もちろんその美しさは他では味わえないので、素晴らしい文化だと思います。

が、しかし

私は少人数で好き勝手やる合作にも、それ特有の良さがあると考えています。

1年以上前になりますが、よしぃさん・mashiroさん・Mαiさんの3人をお迎えして作ったエッグプラネットの合作があります。

これは完全に少人数型の合作です。

これ良いですよね。もちろんちゃんと楽器を指示して分担している作品と比べてややカオスにはなるんですが、そのカオスが良い。音圧でぶん殴る感じ。このカオスからしか得られない栄養があると思ってます。

楽器を分担する合作が増えている時代だからこそ、今一度「各々が好き勝手やる合作」の良さも再認識しておこうというのが、コンセプトの1つでした。




各パート解説


今回の映像は本家MVを意識したかったこともあり、どのパートを誰がやったのか、動画内では紹介していません。ごめんなさい。

「このパート誰っぽいな」みたいなのは、耳が肥えてる人だとワンチャンわかるのかもですが、まあ答え合わせ的に見てもらえたらと思います。

基本的に8小節単位でフェーズが切り替わります。順を追って見ていきましょう


イントロ前半: Cobalt(2画面)

開幕は私のソロからです。明らかにドラム映ってないので気付くかもですが、実は2画面でした。

2画面映しても良かったんですが、見栄え重視ということでメイン画面だけにしました。

何気に見栄え重視で画面映さないのってあんまり誰もやらないですよね。皆しっかり全画面映してるイメージ。まあちゃんと映した方がいいかもなぁ。合体であることを隠す文化が生まれてしまってはまずいので

今回の合作みたいな、明らかに合体演奏だよねっていう作品なら、見栄えを意識するのもアリだとは思います。好みかな。


イントロ後半: Cobalt(2画面)

イントロ前半と特に変化は無いです。

ズームしてから引いたときの繋がりを自然にしたくて、スキンは初代を選びました。Uとかワールドスキンだと背景の描写が細かいので、切り替えたとき「切り替えた感」が出ちゃうんですよね。初代なら背景真っ黒なので、あたかもマリオが16小節間同じ道を走ってるように見えるかなと。見えない?そっか


Aメロ前半: SAKURAI(2画面)

ここでさくらいさんの登場です。

マジで良い。本当に良い。

原曲のここは1つ1つの音が細かいのが特徴です。特にパーカッションですね。

この大砲を使ったパーカッション、マジでめちゃめちゃ良いです。原曲の音ほんとにこれ。さくらいさん特有のガボンも健在でめっちゃ良い味出してますよね。

さくらいさんは細かい音を取るのがすごく上手なんですよ。だからここをお任せするのが良いかなと思って、配役させていただきました。
最高でした。


Aメロ後半: ポチ(3画面)

ここでポチさんの登場です。素晴らしい!

Aメロ前半とは対称的に、ここではベースラインなどの主張が強くなり、ハッキリとした音が多くなります。ここはポチさんでしょう。

洞窟リバーブのかかったドラム厚みのある赤メカのベース、めちゃくちゃ良いですね!!!

ポチさんの演奏はベースが強いのが大きな特徴ですが、四つ打ちみたいな一定のリズムをキープするのがすごく上手なのも特徴です。明らかにポチさんの出番だと思い 配役させていただきました。
最高でした。


Bメロ: Cobalt(2画面)

Aメロはお二人に任せて、ここは私がやりました。サビとの繋がりにもなるので、編集者がやったほうがいいかなと

コードをぶち壊すボム兵、作っててめっちゃ楽しかったです


サビ前半: Cobalt(3画面)

これ、3人でやったと思った?
残念、Cobalt1人でした!

初期の段階ではここは
前半: Cobalt×SAKURAI
後半: Cobalt×ポチ
で行こうかな〜と漠然と思ってたんですが、

・サビ後半の映像演出の都合上画面数を奇数にしたい
・ラスサビのインパクトを強調するためにコラボ合体を最後までとっておきたい
・これ以上2人の負担を増やす訳にはいかない

など様々な理由から私1人でやることにしました。

原曲の伴奏がロングトーン中心だったのでツララが使いにくかったり、ドラムがかなり変則的だったりと、大変なパートでした。1人でやって良かった。これを2人に任せてしまっては余りに申し訳なさすぎる


サビ後半: Cobalt(3画面)

真ん中のマリオがいやに上の方に居ます。

本家MVでテトさんが自転車を飛び降りて着地するやつ、やりたかったんですよね。完璧に思い通りにはいかなかったけど、やりたかったことの雰囲気だけ伝わればと思います。

ちなみにここのマリオのくるんくるん、実はすごく難しくて、何度か撮り直してます。連射コンとか使えばまた違うのかもですが、人力でやるなら下手に連打するよりリズミカルに入力したほうがスピン出やすいかなという感想でした。ただ本当にリズム通りスピンしようとすると途中でスカるので、ちょっと遅れ気味に入力しないといけません。これがしんどかった。

「ちょっとくるん遅れてね?」と思ったそこのあなた。その通り、遅れてます。でも私にはこれが限界でした。連打力さえあれば、、


ラスサビ前半: Cobalt(4画面)/SAKURAI(2画面)/ポチ(3画面)

さあ来ました。ここです。

最高じゃないですか?????

マジで完璧です。

これがやりたかった。

画面向かって左がSAKURAIさん、中央がCobalt、右がポチさんです。

音源は既に9画面ぶん鳴ってるんですけど、映像はまだ一部の画面しか見せてません。ちなみにこのあと表示される以下の画面は、3人それぞれの画面です。

ポチさん
SAKURAIさん
Cobalt


ラスサビ後半: Cobalt(4画面)/SAKURAI(2画面)/ポチ(3画面)

>>> ダーッ <<<

根性の編集です。

9画面すべてお披露目しました。一応割り振りを書いておくと、

S S C
P C P
C C P

です(それぞれイニシャル)。

ちなみに、3人とも画面数は違いますが
1人当たりの音圧はほぼほぼ一緒くらいです。楽器ごとに画面分けてるか、1画面でやれるだけやってるかの違いですね。

本当に思い描いてた通りって感じの仕上がりですね。

にやにやしながら編集してました。

なんだこれ


アウトロ: Cobalt(2画面)/SAKURAI(2画面)/ポチ(3画面)

>>> フランスパン <<<

ご視聴ありがとうございましたゾーンです

一向に画力が成長しないですが、今回もイラストを描かせていただきました。本物のMiiの画像切り抜いて使おうかなとも思ったんですけどね。まあせっかくなので、、

今回はマリメの衣装ガン無視で描きました。誰が誰かわかるかな、まあさすがにわかるよね……?私が描くとみんな顔一緒になっちゃうから不安です。いつも描き分けを衣装に頼ってる節がある

演奏の話に戻りますが、アウトロでは私が2画面減ります。けどあんまり減ってる感じしないですよね。これ、実はSAKURAIさんとポチさんが音圧を上げてくれているんです。

SAKURAIさんはうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおをやってくれました。これが本当に助かった。正直このうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおは再現無理かなぁと思って作らなかったので。ファイアフラワー連打で作れるんですね。ほんとにすごい 天才だと思う

ポチさんはベースをさらに強化してくれました。今までメロディに使っていた1画面がまさかの「ベース2」に変身して、ベースだけで2画面になります。ガチで深いベースになってます 深すぎる ほんとにマリメから出てる音なのかってくらいゴリゴリの重低音

お二人が頑張ってくれたおかげで、アウトロまで抜かりの無い仕上がりになってます。本当に最高です!!!!!!!


解説は以上!




終わりに - 超予告編


ウルトラトレーラー合作、いかがでしたでしょうか。

既にたくさんの方にご視聴いただけたようで、とても嬉しく思います。ありがとうございます!

この曲のカッコよさや少人数合作の良さ、MV風編集の新鮮味などを感じてもらえたら嬉しいです。めちゃめちゃ迫力あるウルトラトレーラー……超予告編になったと思います





……「予告編」





さて、ところで現在もう1つ企画が動いているのは、皆さんご存知ですよね。

10人による合作です。周りの9人があまりにも輝いていて 絶賛ビビり散らかしている私です

そしてなんと!
今回ウルトラトレーラーにご協力いただいたSAKURAIさん・ポチさんも、こちらの合作に参加しています!!!アツいね〜〜〜

ウルトラトレーラー合作の3人全員を含む10人ということです。ヤバいですね。

超大作公開を前に、今回の合作は界隈を盛り上げるための予告編的な立ち位置も兼ねられたかなぁと思ってます。今回の合作で「すごい!」と思ってくれた方、安心してください、このあともっとヤバいのが来ます。


ということで、めっちゃ楽しみなイベントが控えているわけですが、これに止まらずまだまだ演奏界隈が盛り上がってくれたらと思います。みんな、企画をやろう。

それでは、今回はこのへんで

Cobaltでした

またどこかでお会いしましょう