上田洸太朗、スタートダッシュは悪くない

コブ山田です。
ようこそいらっしゃいました。

今回は、プロ野球中日ドラゴンズ上田洸太朗について、記します。

上田洸太朗、富山県出身で享栄高校から2020年育成ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団。
2022年05月に支配下登録され、背番号67を与えられます。

立浪監督からは先発投手の役割を期待され、05月12日(木)明治神宮野球場にてプロ初先発初登板。
キャッチャー大野奨太めがけて投げ(木下拓哉はPCR検査陽性のため登録抹消中)、05回03失点の結果でした。

立浪監督もこの結果には及第点を与え、続いて06月01日(水)バンテリンドームナゴヤ東北楽天戦で辛島航と投げ合います。
03回02失点。3番浅村栄斗、4番島内宏明に対して02打席連続の連続ヒットを打たれたことが大きかったです。代打福田永将が出る形で降板となりました。

本人のコメントが出て、

「申し訳ないです」

というものに私は思わず反応。そりゃあ表向きにはそれが正解でしょうがそこまで悪いものでもないだろう、自分を責めすぎないでほしいと。

02試合で02敗でした。その後の07月阪神戦でも06回02失点でしたが勝ち星がつかず、プロ野球の厳しさ、壁に当たっている状態です。
しかし、私は上田ならやれる、大きな期待を持っています。
以下、その根拠となるエピソードです。

辛島のピッチングを直に見れたこと

偶然の要素が強いですが、上田と投げ合ったのは東北楽天の辛島でした。
飯塚高校から2008年ドラフト6位で東北楽天に入団。01年目から1軍登板を経験します。
2014年には25試合に登板、全部先発で投げています(08勝)。

実際に01日(水)に投げあった際も、お互い140km/hに満たないストレートで投げあっていました(東海ラジオガッツナイターの実況音声より)。

高卒の下位指名からプロ14年目に突入している辛島は、上田にとって自身の将来のひとつの姿をイメージしやすいものであり、ふたりの投げ合いは経験の質の面でもいい機会だったと考えています。
辛島も、過去の自分と重なる部分があったかもしれませんし。

小笠原のピッチングを見れ、本人と話せること

07月の阪神戦では次の日に大野雄大が先発しました。その前の東京ヤクルト、東北楽天戦では火曜日に小笠原慎之介が先発し、そのあとの試合で上田が先発しています。

他球団の好例で辛島を挙げましたが、同じチームであれば小笠原も自身の将来をイメージしやすいはずです。
05歳年上の高卒先発左腕。同一カードでの先発であればキャッチボールを一緒にする機会があるはずですし、そうなると会話もできます。
また、試合で投げる姿を見て、いいところがあればすぐに試すことができます。

長期的なロールモデルを大野雄大に定めることはスケールが大きくて有意義です。
ただ、沢村賞投手レベルです。その前に踏まなければいけないステップがあります。
そこで、その前段階のモデルとして小笠原慎之介は適格であり、大きな学びがあったものと推察します。
これらの起用は妙があったと私は考えています。

最後に

大学に進学して順調に成長していたら他球団からもオファーがあったことが濃厚だと評される上田。
育成選手からのスタートと言っても、チームのエースピッチャーになった福岡ソフトバンク千賀という例もあります。スタート地点はそこまで重要ではありません。
本人の取り組みと、中日球団の見る目が広く評価されるよう、今後の活躍に期待です。

ありがとうございました。

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